一戸建てを購入する際、相場を知っておくと便利です。だいたいどのくらいなのかをあらかじめ知っておけば、計画的にマイホーム購入資金を貯蓄できます。そこで一戸建ての相場や諸費用・年収の相場、さらにはできるだけ安く購入するコツも解説していきます。
「一戸建て」はいくらで買える?〈相場よりも安く買える〉5つの方法 (※写真はイメージです/PIXTA)

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一戸建ての相場とは

はじめに、一戸建てを購入する際の相場を首都圏と全国に分けて紹介します。

 

首都圏の相場

◆新築戸建(注文住宅)

2020年度首都圏平均:土地なし3,808万円、土地あり5,162万円

2021年度首都圏平均:土地なし3,899万円、土地あり5,133万円

◆新築戸建(建売住宅)

2020年度首都圏平均:3,922万円

2021年度首都圏平均:4,133万円

◆中古戸建

2020年度首都圏平均:3,025万円

2021年度首都圏平均:3,152万円

 

※参考:2020年度フラット35利用者調査、2021年度フラット35利用者調査

 

首都圏の場合、新築の注文住宅・建売住宅、中古戸建、土地ありを除けばすべて2020年度から高くなっています。物価高や円安の影響で、2022年度もさらに「高くなる」と考えられるでしょう。

全国の相場

◆新築戸建(注文住宅)

2020年度首都圏平均:土地なし3,534万円、土地あり4,397万円

2021年度首都圏平均:土地なし3,572万円、土地あり4,455万円

◆新築戸建(建売住宅)

2020年度首都圏平均:3,495万円

2021年度首都圏平均:3,605万円

◆中古戸建

2020年度首都圏平均:2,480万円

2021年度首都圏平均:2,614万円

 

※参考:2020年度フラット35利用者調査、2021年度フラット35利用者調査

 

全国でも2020年度から2021年度にかけて、すべての戸建てが高くなっています。首都圏に比べると全体的に相場が低い、というのも特徴的です。ただ、首都圏の戸建てと同じように、2022年度はより高くなる可能性がある点に注意してください。

一戸建ての相場は販売する会社によって違う

一戸建ての相場は販売する会社によって異なります。ここでは以下3つのケースで相場を紹介します。

 

ハウスメーカーの場合

ハウスメーカーとは、簡単に言うと独自ブランドを持った大手住宅メーカーのことです。例えば、一般的に積水ハウスや三井ホームなどが該当します。

 

このような大手ハウスメーカーの坪単価はおよそ80~100万円ともいわれており、100万円を超えるケースはかなりハイクラスな部類になります。なお、タマホームやアイフルホームのようなローコストなメーカーであれば、坪単価40万円程度からというのが相場です。

 

工務店の場合

工務店とは、地元に根付いた施工業者を指します。ハウスメーカーと違ってプランの自由度が高く、間取りや内装・設備などを比較的自由に決められるのが工務店のメリットといえるでしょう。

 

自由に設計しやすい分、坪単価もハウスメーカーより高くなることが多いです。一般的な相場は50万円〜になるのが一般的です。

 

パワービルダーの場合

パワービルダーとは、あまり人気のない変形地などに住宅を建てる会社を指します。大手のハウスメーカーや工務店が手を出さないようなアクセスの良くない土地やいびつな形の土地をあえて購入します。

 

このようにあえて安いところに家を建て、コストを徹底的に節約するためリーズナブルであることが多いです。したがって、一戸建ての相場は3社のなかで最も安いといえるでしょう。

 

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