長生きすればするほど、老後資金が足りなくなるリスクが増大します。これに対処するには、60歳以降もお金を増やすために「投資」を行うことが有効です。投資に際しては、リスクをできるだけ抑えることに加え、毎年のコストを抑えることも重要です。では、どんな点に留意すべきでしょうか。FPの浦上登氏の著書『70歳現役FPが教える 60歳からの「働き方」と「お金」の正解』(PHP研究所)から一部抜粋して紹介します。
つみたて投資をするなら「新NISA」「iDeCo」は必須!利用しないと即「利益の20%以上」を失うワケ【70歳現役FPの助言】 (※写真はイメージです/PIXTA)

NISAとiDeCoを併用して、それぞれのメリットを生かす

NISA、iDeCoはともに非課税の投資方法ですが、若干性格が異なります。

 

NISAへの加入は18歳以上ならいつでも可能なのに対し、iDeCoへの加入・積立は18歳から65歳までという年齢制限があります。

 

以下のアドバイスは、すでにiDeCoに加入されている方、または、50代でiDeCoへの積立期間が10年以上残っている方には有効なアドバイスと考えてください。