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高度成長期、東京のベッドタウンとしての地位を確立した草加
国土交通省『土地白書』によると、2022年の新築マンションの1m2当たりの単価は、首都圏で一時的に100万円の大台を突破。直近は90万円台で推移しているものの、高水準であることに変わりありません。首都圏・中古マンションの平均成約価格は前年比10.5%増の4,276万円。マンション価格は右肩上がりの傾向をたどっており、とくに都心の物件は、中古であっても手を出しづらい水準になっています。
しかし、東京都を飛び出して近隣県にまで目を向ければ、十分に手が出せる穴場の街はまだまだ残っています。たとえば今回取り上げる「草加」。
草加は、江戸時代に日光街道の宿場町として栄えました。高度成長期には巨大団地『松原団地』が生まれ、東武伊勢崎線と営団地下鉄(現在の東京メトロ)日比谷線の相互直通運転が開始されたことで人口が急増。東京のベッドタウンとしての地位を確立しました。
そんな草加の名物は草加せんべいです。餅をつぶして乾燥させて塩味をつけた塩せんべいを源流としますが、江戸時代に利根川沿岸で醤油が造られるようになると、焼せんべいに醤油を塗るようになったそうです。うるち米をつかった草加せんべいは硬く、ぱりっとした食感が人気。草加市内にはいまなお、せんべいの製造所や販売所が多数存在しています。
「草加」駅は東武伊勢崎線の停車駅です。22年度の1日あたり乗降客数は平均78,019人と、東武伊勢崎線内では、巨大ターミナル駅の「北千住」駅(382,081人)、武蔵野線との接続駅である「新越谷」駅(134,580人)、東京スカイツリーの目の前にある「押上」駅(93,151人)に次いで4番目の利用者数を誇ります。
東武伊勢崎線で「北千住」まで10分、東京メトロ半蔵門線に直通しており、乗り換えなしで「大手町」46分、東京メトロ千代田線に乗り換えれば、10分ほど早く「大手町」に着くことができます。また東武伊勢崎線は東京メトロ日比谷線とも相互運転をしていて、「六本木」方面にも直接アクセス可能です(いずれも平日8時の乗車)。
駅周辺の環境について、まずは東口側からみていきましょう。
1992年の再開発で誕生した『アコス』は、北棟に『草加マルイ』、南棟に『イトーヨーカドー草加店』が入る「草加」のランドマークです。駅前から南北に延びる道沿いにある商店街『草加駅前一番通り』には、和食やイタリアンなど、多ジャンルの飲食店が立ち並びます。草加市役所までは駅から徒歩5分、駅前には交番もあって治安は良く、ファミリー層に人気です。
一方の西口側は、東口とは少々雰囲気が異なります。居酒屋や風俗店が立ち並び、夜間はキャッチや酔っ払いが目立つため、女性が一人で歩くのは少し怖いかもしれません。草加市の犯罪数は減少傾向にはあるものの、22年の犯罪発生率は埼玉県内ワースト5位。自転車の窃盗や住居侵入などの犯罪が多いため、ロック付きの駐輪場を利用する、自宅にはセンサーライトを設置するなどの対策が必要です。