FXトレードをしていると、なかなか目標に届かない日も当然出てきます。そうなると、「もう少しだけ」「あと1回だけ」と利益が出るまで粘ってしまいがちですが、登録者数20万人超えのYouTuberで『日利1%FX 鉄壁の不動心トレード』(KADOKAWA)著者のNOBU塾氏は、「損益の状況にかかわらず、トレードをストップしなければいけないときがある」といいます。今回は、トレードをやめるべき「3つのタイミング」についてみていきましょう。
「あと1回」が命取り…“損益にかかわらず”FXトレードをやめるべき「3つ」のタイミング【NOBU塾が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

絶対にトレードをやめるべき「3つ」のタイミング

目標である日利1%を達成したら、その日のトレードは終わりです。目標に届かなくても、途中でやめてかまいません。利益を出して生き残ることができたら良い1日だと評価して、その日のトレードを終えましょう。

 

ただし、損益の状況にかかわらず、絶対的にトレードをストップしなければいけないときがあります。それが以下の3つのパターンです。

 

1.日損3%に達したとき

その日の損失の累計が資金の3%に達したときには、すぐにトレードをやめてください。資金が100万円であれば3万円、資金が300万円であれば9万円の損失を出してしまったときは、無条件でその日のトレードはストップです。

 

次のエントリーは自信があるからあと1回だけ、などと思ってしまったら、それこそ取り返しのつかない損失の前兆だと考えてください。

 

2.1時間以内に2回連続で損切りしたとき

1時間以内に2回連続で損切りになってしまったときは、損切りの額がわずかであってもその時点でトレードをストップしましょう。こういうときは相場の流れがまったく読めていないときなので、それ以上トレードを続けても傷を広げてしまう可能性が大きいからです。

 

3.1時間以内にフルレバレッジで2回エントリーし始めたとき

損益にかかわらず、こういうことをやり始めるときは、「取り戻したい」「大儲けしたい」という欲にかられていて、自分本位のトレードになってしまっており、相場を客観視できていない状態です

 

大きな損失を出してしまう前に、チャートから離れて頭を冷やしましょう。

 

この3つの条件は、いずれも厳格に守らなければなりません。こういう事態が起きると、悔しいという気持ちやイライラした気持ちで頭がいっぱいになり、次のトレードで取り返したいと思うようになり、無理なトレードにつながりやすくなります。

 

こんなに損失を出したままで終わりたくない、と思うでしょうが、トレードで致命傷を負うのはだいたいこういうときです。こうしたときこそ、自分の仕事は儲けることではなく相場で生き残ることであることを思い出し、潔くトレードをストップしてください。