FXは、知識や経験だけではなく、メンタルが重要な投資です。ただし、登録者数20万人超えのYouTuberで『日利1％FX 鉄壁の不動心トレード』（KADOKAWA）著者のNOBU塾氏によると、「現代社会でビジネスやスポーツなどで成功した人」は、ことFXにおいては致命傷につながりかねないといいます。それはいったいなぜか、みていきましょう。
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FXでは「現代社会の成功者の法則」が通用しない
快適な自宅でPCに向かい、あるいはスマホを片手に、コーヒーでも飲みながら手元をカチカチ動かしているだけで、モニター画面の口座の残高がどんどん増えていくような姿を想像し、あこがれをもってFXの世界にやってくる人は多いです。
しかし、ほとんどのトレーダーが2年も持たずに引退するといわれているように、実際にやってみればそんなにうまくはいかないことにはすぐに気が付きます。
そこに気が付いてからが本当のスタートになるわけですが、それでも、より早く楽をして大きく儲けたいという欲望、損をしたくないという恐怖心に支配された状態からは、なかなか抜け出すことはできません。
そのために、勝率の高いエントリーポイントを待ちきれなかったり、損切りが遅れてしまったり、利を伸ばそうとして逆に利益を取り損ねるという事態に陥ってしまうのです。
こうした人たちが勝ち続けられるトレーダーになるために何をしていくべきか。それは、「すべて逆」ということです。自分がやろうとしていること、やりたくてうずうずしていることすべてに対して逆を行くことで、勝ち続けられるトレーダーに近づくことができます。
たとえば、ビジネスやスポーツなどで成功した人の共通点として、決してあきらめない、好奇心を大切にする、チャレンジ精神がある、といったことが挙げられますが、いずれもFXでは致命傷につながりかねない姿勢です。
FXでは少しでも雲行きが怪しくなったらすぐにあきらめて損切りする必要がありますし、むやみやたらに好奇心やチャレンジ精神を発揮してしまうと質の悪いエントリーの乱発や、損切りの遅れにつながってしまいます。
現代社会の成功者の法則ですらまったく通用しない、むしろ逆を行かなければならないのが、FXなのです。
