FXトレーダーが「初心者」から「プロ」になるまでは、失敗や挫折がつきものだと、登録者数20万人超えのYouTuberで『日利1%FX 鉄壁の不動心トレード』(KADOKAWA)著者のNOBU塾氏はいいます。今回、NOBU塾氏自身の“絶望的なトラウマ”から、「相場で長く生き残るためのトレード手法」をみていきましょう。
FXで「2週間で6,000万円」失ったYouTuber、意識朦朧で救急搬送…それでもトレードをやめなかった結果 (※写真はイメージです/PIXTA)

「トレード中級者」が陥りがちな“FXのワナ”

FXを始めたばかりの初心者は、何度も損失を出す経験を通して「楽をして儲けられるほどFXは甘くない」と気づきます。

 

トレードの難しさを痛感し、自分には向いていないかもしれないとあきらめ、一度はトレードから足を洗うほどの挫折を経験し、その挫折を乗り越えたとき、謙虚な姿勢で勝ち続けるための方法を学び始めます。初心者トレーダーはこうして、中級者への階段を上り始めるわけです。

 

トレードに必要な学びを重ね、中級者となったトレーダーは、もっと経験を積まなければならないという焦燥感にかられ始めます。

 

知識を広げ、深めるほどにさまざまなチャートパターンも覚えるので、どんな値動きもエントリーポイントに見えてくるようになり、それがエントリーの乱発につながります。

 

せっかく謙虚な姿勢で学んできたのに、結果として楽をして儲けたいという甘い考えを持つビギナーと同じ行動をとるようになり、再びマーケットに足元をすくわれることになります

 

このような経験をすると、今度は怖くてエントリーができなくなっていきます。あんなに頑張ってチャートを分析して、ファンダメンタルズを学び、経験を積んできたのに、それでも大損をしてしまった。やっぱりFXで勝つなんて無理なのではないかと思うと、チャンスだとわかっている局面でも、手が震えてエントリーができなくなります。

 

それでも、あきらめきれずにチャートを見つめ続ける日を重ねていくと、やがて「あれ?」と思う瞬間がやってきます。ここだったら、ここで欲張らなければ、百発百中で勝てそうだ、そんな局面に「しっかり」気づくのです

 

そのような気づきが続くと、ようやくそのトレーダーは腹の底からすべてを理解します。

 

楽をしようとせず、時間を惜しまずチャートを見つめ続けて、勝率が高い場面に出会ったときだけエントリーし、欲を出さずに早めに利食いを行い、小さい利益をコツコツ積み上げていくことが勝ち続けるために必要なことだったのだと知るのです

 

実は何を隠そう、これは僕の経験です。司法試験の合格を目指していたころに、FXなら勉強の合間に楽をして儲けられるのではないか、と考えてトレードを始め、たくさんの失敗と挫折を経験しながら自分なりに学びを重ねていきました。

 

学びと経験を積み重ねればいつか楽をして儲けられるだろう、いつの日か多くの儲けを経験できるようになり、一生遊んで暮らしていけるだけのお金を得ることができるだろうという強欲を原動力にトレードをしていました。