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⑪丁字路口(ていじろこう)
丁字路の突き当たりや道路の突き当たりに建つ家は、道路を通ってきた悪い気をそのまま取り込んでしまう凶相になります。特に玄関に向かってまっすぐ道路がある場合は危険とされ、塀や生け垣で邪気を遮断する必要があるようです。また、玄関にのれんを掛けたり、鏡を置いたりすることも効果があるそうです。
⑫天斬殺(てんざんさつ)
2軒の高い建物の隙間の延長線上に、比較的小さな建物がある立地も凶相です。高層建築のあいだに吹く風で、良い気が散ってしまうとされていますから、風水でよく使う八卦鏡を、高い建物に向けて掛けるようにしましょう。なお、2軒のすき間の奥に、より高い建物がある場合は心配がいらないそうです。
⑬鬥門殺(とうもんさつ)
玄関が正面の家の玄関の真ん前にある場合、人間関係のトラブルが発生しやすくなるそうです。向かいの玄関が視線に入らないよう、塀や生け垣、のれんやカーテンでガードすると良いとされています。また、玄関先に「サンキャッチャー」というアクセサリーを飾ることで、悪い気が防げるとされています。
⑭反弓直箭(はんきゅうちょくせん)
弓を引いたときの先端(半円形の頂点)の建物に、まっすぐ道路が向かっているような地形も風水的な評価は低くなります。「丁字路口」と同じく、道路を流れる悪い気が家に入ってきてしまうからです。道路に面している側に塀や生け垣を用意して、邪気の流れを遮断しましょう。
⑮反光殺(はんこうさつ)
怒りやすくなり、無用のトラブルを招いてしまうのが反光殺です。読んで字のごとく、正面にガラス張りのビルなどが建っている場所を指します。対象の建物に向けて鏡を設置することで、悪い気を反射するようにすると良いとされています。
⑰風殺(ふうさつ)
家屋の周りに建物や樹木が一切なく、風にさらされているような場所も良くないとされています。都会ではほぼありませんが、郊外などにたまにある田んぼの中の一軒家が該当します。気が守られないことから財産も守られず、人の助けを得られないという凶相ですから、やはり植木や塀で囲う必要があるようです。
⑱鎌刀殺(れんとうさつ)
風水ではカーブの内側が良く、外側が悪いとされています。つまり、カーブしている道路や高速道路の外側のほか、蛇行する川の外側に建つ家は凶相となります。このような立地のときは、外から(道路から)建物が直接見えないようにする工夫が有効で、外に向けた鏡も効果を発揮するようです。
⑲露風殺(ろふうさつ)
周辺と比べ、自分の建物が一際高い環境も風水では悪い場所と考えます。家を守るとされる砂が、強い風によって飛ばされてしまうからです。ただし、マンションなどで自室の両側に部屋があるときは大丈夫。角部屋や1フロア1部屋のような場合のみ、邪気を跳ね返す鏡を置くといった対策を講じると良いでしょう。
刑相だけで「土地の良し悪し」を決めるのもナンセンス
何をもって凶相とするかの判断は、風水の流派や考え方によって異なります。解釈の仕方や対応策についても同様で、「これが正解」「スタンダードである」という見解は存在しません。
つまり、同じような立地であっても良し悪しの判断はひとつではありませんから、ここで解説した内容だけで「この土地はダメ」「あの建物は悪い」といった結論を下すのは早計です。
家選びや土地探しを行うとき、何かひとつの基準に頼って判断すると、本当に良い家や土地を逃してしまう可能性があります。つまり、風水だけに頼るのは賢い方法とはいえません。とはいえ、やはり古くから続く学問ですから、参考になることは確かです。どうしても気になる人は、多くの流派の吉凶判断を比べた上で判断材料にするようにしましょう。
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