FXの世界では「プロトレーダー」という言葉をよく耳にします。しかし、プロトレーダーになるための試験や認定があるわけではなく、どこからがプロであるかという明確な基準はありません。初心者のなかでも、自分の実力が客観的に見てどのくらいなのかを知りたいトレーダーは多いのではないでしょうか。本記事では、FXスキルを測る目安となる「プロトレーダーになると現れる3つのサイン」について、株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏が解説します。
自分のFXトレードのスキルはどの程度?プロトレーダーになると現れる「3つのサイン」【FXのプロが解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

プロトレーダーへの近道は「他者と比較しない」こと

※画像はイメージです/PIXTA
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最近ではSNSが普及し、日常的に他者の日常を目にする機会が増えました。遠く離れた人たちと現状を共有できるというメリットはありますが、常に関係が繋がっていることで他者の存在と自分の現状を比較し過ぎてしまうというデメリットも生じてしまいます。

 

FXも同様で、SNSやネットを検索すれば自分以外のトレーダーの取引手法や結果を簡単に調べることができます。情報収集が容易であるというメリットの裏に、自分と他者を比較し過ぎて自分のトレードを確立できないというデメリットがあります。

 

多くの初心者トレーダーは、自分のトレードを模索しているようで他者との比較に踊らされてしまっている可能性があります。なかなか収益をあげられないトレーダーは、日常的に他者のトレードと自分のトレードを比較してしまっていないか振り返る時間を作るといいでしょう。

どこからが「プロトレーダー」といえるのか?

※画像はイメージです/PIXTA
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プロトレーダーになるための認定試験は存在しないため、自分のトレードスキルが客観的に見てどのレベルなのか判断することは難しいです。ここでは初心者トレーダーからプロトレーダーになったタイミングで起こりやすい特徴を3つ紹介します。自分の成長と照らし合わせて、客観的に自己分析していきましょう。

 

1. 取引回数が減る

まず、プロトレーダーになると自分が勝ちやすい手法や時間軸への理解が広がるため、無駄なトレードが減り、取引回数が激減します。

 

多くの初心者トレーダーは、自分の手法が確立していないため、ネットや書籍を参考にして様々なトレード手法を試してしまいます。自分に合う取引手段を探すことは重要ですが、トレード手法を探すことが目的となり、収益を改善することを二の次にしてしまうトレーダーも少なくありません。様々なトレード手法を試すとなると、必然的に取引回数も多くなり、トレード手法が確立できていないため損切りも多くなってしまいます。

 

プロトレーダーになると、巷にあふれる様々なトレードに関する雑念を切り捨てて自分のトレードに集中することができます。客観的に見て取引回数が減ってきたらプロトレーダーへの道が拓けてきたのかもしれません。