「出世できない自分が利益を出せるか自信がない……」という理由でFXを諦めてはいませんか? もちろん、FXで利益を出し続けることは、並大抵のことではありません。しかし、会社員としてはなかなか出世できない人であっても、FXには向いている可能性もあると、株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏はいいます。本記事では、意外とFXに向いている人の共通点について解説します。
なかなか出世できない「平凡会社員」でも…意外と「FX」に向いている人の共通点【プロトレーダーが解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

なかなか出世できない会社員…何気なく始めたFXで一発逆転!?

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会社勤めをしていると、営業成績の向上や出世争いなど常に多くのストレスと向き合う必要があります。会社員が自分の収入を上げていくためには、社内で出世をしていくか、転職をして自分の市場価値を上げていくしかありません。一部の外資系企業では、成果を上げた分だけ給与が上がるシステムを採用していますが、年功序列の風潮が未だに強い日本ではそのような実力主義の企業は少ないでしょう。

 

また、多くの企業ではコミュニケーション能力に長けている人や専門知識が豊富な人は人材価値が高いと判断され、社内評価が高く出世しやすい傾向があります。逆に、そのような能力が乏しい人は「消極的な人」と判断され、なかなか出世できない傾向があります。しかし、完全実力主義のFXの世界では、会社で評価されない人でも結果さえ出せば成功できる可能性を秘めています。

 

「会社でいい成績を出せない自分がFXで成功できるわけがない」と諦めてしまう人が多いFXの世界ですが、FXと会社生活では求められる能力が異なります。そのため、会社ではなかなか出世できない人でもFXで一発逆転することは可能です。FXで稼ぐことを簡単に諦めてしまう前に、自分のスキルをじっくり振り返るべきでしょう。

会社員とプロトレーダー…求められるスキルの違い

※画像はイメージです/PIXTA
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実は、会社内で求められるスキルとトレーダーとして求められるスキルは異なります。トレーダーとして活躍するためのスキルが必ずしも会社で求められるスキルと同様であるとは限りません。結果がすべてのFXの世界では、自分を否定して相場の流れを見直さなければならない場面があります。また、ひたすらに自分の手法の分析だけに集中しなければならない場面もあります。

 

会社で求められるスキルの多くは、対人関係を円滑に築き上げるためのスキルが多いでしょう。多くの採用の場面で、コミュニケーション能力やマネジメント能力が求められていることからも重要なスキルであることがわかります。

 

対して個人トレーダーとして求められることは、主に「ひとつのことを徹底的に極めようとする意思」です。組織で動く会社内ではひとつのことに拘り、周りが見えなくなってしまう人は煙たがられる傾向がありますが、FXの世界では自分のトレードの無駄を限りなく少なくすることが求められているため、ひとつのことを徹底的に分析できる人はFXに向いている可能性があります。

 

このように、会社員としてうまく立ち回っていくためのスキルとFXで利益を出していくためのスキルは異なっています。そのため、「社内で仕事がうまくいかないことが多い私がFXで成功できるわけがない」と割り切ってしまうのは非常にもったいないことなのです。