「墓じまい」のその先は?故人らしさを尊重したい!多様化する供養のカタチ~海洋散骨・宇宙葬・樹木葬~

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株式会社ハウスボートクラブ
「墓じまい」のその先は?故人らしさを尊重したい!多様化する供養のカタチ~海洋散骨・宇宙葬・樹木葬~

近年、さまざまな事情から墓じまいを検討される方が増えていますが、墓じまいのあとはどのように供養しているのか? という疑問を抱えている方も多いと思います。葬儀や仏壇だけでなくお墓も多様性が求められる時代です。海洋散骨事業を営む株式会社ハウスボートクラブの代表取締役社長・赤羽真聡氏が、将来への負担が少ないものから故人の好みを尊重したユニークなものまで、現代の暮らしに合わせた多様な供養のカタチをご紹介いたします。

3.静かに土に還る「樹木葬」

遺骨を埋葬したところに墓石を建てず、樹木や花をシンボルとする方法を「樹木葬」といいます。樹木葬霊園には、クスノキなどの常緑樹や桜などが植えられます。

 

樹木葬は近年でいちばん購入者が多く、「継承者不要」「宗教色がない」「ペットと入れる」「婚姻関係に縛られない」といった特徴があります。庭園タイプや公園タイプ、里山タイプがあり、なかでも庭園タイプがもっとも選ばれています。

 

<樹木葬の方法>

1.死亡届を役所に提出

2.ご遺体の火葬場で火葬(後日、埋葬許可証を取得)

3.樹木葬の管理者に埋葬許可証を提出

4.遺骨を持参(霊園によっては事前に遺骨をパウダー状にする)

5.埋葬

 

なお、埋葬方法は主に以下の3種類です。

 

合祀タイプ…骨壺から出した遺骨を、他の方の遺骨と一緒に埋葬

同埋葬タイプ…骨壺や骨袋などに入れたまま、大きな埋葬スペースに埋葬

個別埋葬タイプ…骨壺や骨袋などに入れたまま、個人の区画に埋葬

 

樹木葬の費用相場は立地や埋葬方法によって異なりますが、平均70万円前後です。主に永代使用料・埋葬料・銘板彫刻代・年間管理料を合算した金額が必要となります。

 

<メリット>

継承不要で管理者がいらないため、将来子どもに負担をかけたくない方や継承者がいない方におすすめの方法です。また、費用も一般のお墓と比べて抑えられます。従来のお墓にはない自由度の高さがあるため、「愛するペットを埋葬したい」「友人とお墓に入りたい」といった願いも叶えることができます。

 

<デメリット>

樹木葬霊園の多くは、本契約期間が決まっており、「骨壺に入れて埋葬→合同墓などに合祀→遺骨を土に還す」という方法がとられています。樹木葬の埋葬方法には合祀型(合葬型)と集団型、個人型の3種類がありますが、埋葬方法によっては掘り出せないこともあります。

 

立花隆氏(ジャーナリスト)や市原悦子氏(女優)といった有名人が樹木葬をしたといわれています。

 

「自然に還りたい」「山登りが好き」「草花が好き」「自然のなかに眠りたい」という方におすすめの方法です。

 

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