享年94・父の故郷に一番近い「北海道」で、仲良しだった母といつまでも一緒に…娘が静かに見送った「小樽」での海洋散骨

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株式会社ハウスボートクラブ
享年94・父の故郷に一番近い「北海道」で、仲良しだった母といつまでも一緒に…娘が静かに見送った「小樽」での海洋散骨
(※写真はイメージです/PIXTA)

冬の海洋散骨は寒さと北風により厳しいシーズンになりますが、この季節だからこそ見ることができる美しい海があります。海洋散骨を行われたご遺族の事例とともに、海洋散骨事業で全国各地を訪れた株式会社ハウスボートクラブ代表取締役社長の赤羽真聡氏が、各地域のおすすめスポットを紹介する本連載。今回は、冬の寒さを誇る最北端! 北海道小樽での海洋散骨です。

日本から海外まで!思い出の地で最期のお別れを

株式会社ハウスボートクラブは2007年の創業以来、東京湾を中心として日本全国各地で海洋散骨を展開してきましたが、2017年からは海外進出にも挑戦。ハワイ、韓国の仁川と釜山に展開することができました。そして、2024年10月1日より海外4拠点目となるグアムでのサービスを開始しました。グアム島南西部の町アガットにあるマリーナから出航する海洋散骨は、イルカウォッチングやダイビングボートの出港地としても有名な場所です。

 

昔から日本人に人気の海外旅行地として親しまれてきたグアムは、「思い出が多い!」「また行きたいと思っていた!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

株式会社ハウスボートクラブが提案する新たな供養のカタチ「海洋散骨×旅行」は、ご家族の思い出の地を再び訪れることができるのも魅力のひとつです。「生まれ故郷に還してあげたい」「思い出の地に家族でまた訪れたい」など、それぞれの想いを胸に全国各地、そして海外でも海洋散骨が行われています。これからもそんな想いにお応えできるように私たちはサービスを展開していきます。

 

<ブルーオーシャンセレモニーの海洋散骨プラン>

1. チャーター散骨プラン

2. 合同散骨プラン

3. 代行散骨プラン

 

3種のプランのなかで最も選ばれているのは「チャーター散骨プラン」です。自社クルーザーを1隻貸し切って海洋散骨のセレモニーを行うため、広い海の上で故人と大切な方々のプライベートな時間を思い出として残すことができます。

 

今回は北海道小樽の海洋散骨から、「チャーター散骨プラン」をご紹介します。

 

北海道の海洋散骨

<北海道(小樽)の海洋散骨プラン>

船定員:10名

クルーズ時間:約60分

対応プラン:チャーター散骨・合同散骨・代行散骨

出航場所:小樽港マリーナ

※当社の旅行サービス「えんの旅」で、交通・宿泊手配、現地での観光タクシー手配が可能です。

 

チャーター散骨プラン…当日の流れ&現地写真

今回は北海道でご両親(母:89歳、父:94歳)の海洋散骨をされた事例を紹介します。ご両親はどこへ行くにも一緒の仲良し夫婦だったそうです。2023年にお父様が他界し、その冬にお母様も旅立たれ、2人一緒に散骨してあげたいとの思いからご依頼いただきました。

 

お父様は樺太生まれだったことから、故郷に一番近い北海道で海洋散骨をすることになりました。

 

日本での散骨場所:北海道(小樽)
北海道(小樽)の散骨ポイントに向かう船

 

北海道の海洋散骨は寒さと冬海の厳しさで出航可能な時期が5~9月と短いのですが、その分、澄んだ青い海がとても美しいです。小樽の散骨は昔ながらの風情が残るノスタルジックな小樽北運河近くから出航し、石狩湾へ向かいます。

 

散骨当日の北海道の様子
散骨当日の小樽の海の様子

 

散骨当日は娘さんとお孫さんの2人で乗船されました。北風が吹き、お孫さんは少し船酔い気味になってしまいましたが、無事に散骨スポットまで辿り着き、ご両親の粉骨を海に撒いて、花びらを手向けられました。

 

最後には少し涙をこぼしながら、仲良しのご両親がいつまでも一緒にいられることを願いながら、静かにお別れされました。

 

ご家族での散骨お見送りのご様子
ご家族での散骨お見送りのご様子

歩いて回れる!北海道小樽の観光スポット

広大な北海道のなかでも、歩いて観光ができる小樽は老若男女問わず人気の観光地です。かつて北海道の玄関口として栄えた小樽港には、レンガ造りの美しい建造物が立ち並び、その先には海を一望できます。小樽北運河近くから出航する海洋散骨では、風情ある街並みを楽しむことができ、観光も欠かせません。

 

ここからは、小樽の定番観光スポットをご紹介します!

 

ノスタルジックな小樽運河

提供:(一社)小樽観光協会
小樽運河 提供:(一社)小樽観光協会

 

小樽運河は全長1,140mの運河で、小樽の代表的な観光スポットです。もともとは北海道の玄関口として発展してきた小樽港に、停泊している本船から小型船で貨物を効率よく運ぶために海面を埋め立てて造られた運河です。戦後はその役目を終え、散策路や街園が整備され、現在の姿になりました。

 

中央橋から運航している運河クルーズは、40分ほどでゆっくり運河を往復することができます。小樽の歴史を運河沿いに立ち並ぶ石造倉庫や、散策路のガス灯からノスタルジックな雰囲気を味わえる小樽運河は昼も夜もおすすめです。

 

日本海に面したプールの先には野生生物も出現!? おたる水族館

おたる水族館
おたる水族館

 

本館とイルカスタジアム、海獣公園の3つのエリアがあり、大小70基余りの水槽には約250種類5,000匹もの生きものが展示されています。世界的にも珍しいネズミイルカの飼育や日本一の頭数を誇るアザラシも魅力です。また、海を仕切っただけの豪快なプールがある海獣公園にはアザラシやトドが暮らしており、冬には海獣公園の沖にある岩に野生のトドが上陸することもあるそうです。

 

美しく神秘的…青の洞窟

青の洞窟 提供:(一社)小樽観光協会
青の洞窟 提供:(一社)小樽観光協会

 

北海道で唯一の海域公園地区「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に位置する、人の手が加わっていない自然の力によって創られた洞窟。洞窟内に差し込む自然光の効果で海面が青く神秘的に輝いて見えることから青の洞窟と呼ばれています。青の洞窟のクルージングでは海の生き物や鳥たちに出会うことも! 青の洞窟はGWごろから9月末がベストシーズンです。

 

北海道の三大夜景…天狗山

天狗山 提供:(一社)小樽観光協会
天狗山 提供:(一社)小樽観光協会

 

北海道の三大夜景に数えられる天狗山は、市街や小樽港、石狩湾、晴れた日には遠く暑寒別連峰や積丹半島が一望できる人気の観光スポットです。小樽天狗山ロープウェイ・展望台は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで1つ星を獲得! 山頂までは全長735mのロープウエイが運行。展望台からは四季折々の景色を一望できます。冬季にはスキーやソリも楽しめます。

 

小樽のレトロな街並みを歩く…メルヘン交差点

堺町交差点 提供:(一社)小樽観光協会
堺町交差点 提供:(一社)小樽観光協会

 

堺町通りにあるメルヘン交差点(正式名称:堺町交差点)。明治・大正・昭和初期にかけて小樽のメインストリートとして栄えた堺町通りには、クラシカルな洋館やレトロな和風家屋、歴史的建造物などの歴史を感じさせる古い建物がたち並び、飲食店が賑わい、港町ならではの異国情緒あふれる街並みを楽しめるスポットです。メルヘン交差点には、15分ごとに白煙と汽笛で時を刻む「蒸気時計」や、ちょっと腰をかけることもできる「常夜灯」などが設置され、フォトスポットとしても人気があります。

 

小樽運河の新施設!小樽国際インフォメーションセンター

2024年3月、旧マリン広場に新しくオープンした新施設。1階には観光案内所や観光土産品店(ポートマルシェotarue)、2階には展望テラスが設置され、夏季にはビアガーデンを開催しています。小樽の観光案内所として海外からの観光客にも対応している施設です。

 

わいわい楽しむ北海道グルメ!ジンギスカン

ジンギスカン
ジンギスカン

 

北海道の郷土料理の一つとしても知られるジンギスカン。中央が盛り上がった独特の形をしたジンギスカン鍋を使い、羊肉を野菜と一緒に焼いて食べるので、肉のうまみと野菜の甘みを一緒に味わい楽しむことができる料理です。

 

北海道内でも地域により味付けが異なり、羊肉をあらかじめタレに漬けこむ方法や、焼いてからタレをつけて食べる方法などさまざまです。ぜひお好きな味付けのジンギスカンを見つけてください。

北海道で海洋散骨のご相談なら「ブルーオーシャンセレモニー北海道」へ

北海道には地元に密着した「ブルーオーシャンセレモニー北海道」があります。ご遺骨のお取り扱いや北海道の海洋散骨の関する疑問点など、なんなりとご相談ください。

 

最期は大切な場所から送り出してあげたい

今回は北海道小樽の海洋散骨事例をご紹介しました。札幌から車で50分とアクセスもよく、北海道三大夜景や小樽クルーズ、ノスタルジックな街並みを堪能できる小樽の海洋散骨は、株式会社ハウスボートクラブが提案する新たな供養のカタチ「海洋散骨×旅行」の魅力をたくさんお届けできるおすすめのエリアでもあります。

 

北海道に故郷や大切な思い出があるという方はぜひ、小樽の海洋散骨の事例をご参考にしていただければと思います。