「墓じまい」のその先は?故人らしさを尊重したい!多様化する供養のカタチ~海洋散骨・宇宙葬・樹木葬~

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株式会社ハウスボートクラブ
「墓じまい」のその先は?故人らしさを尊重したい!多様化する供養のカタチ~海洋散骨・宇宙葬・樹木葬~

近年、さまざまな事情から墓じまいを検討される方が増えていますが、墓じまいのあとはどのように供養しているのか? という疑問を抱えている方も多いと思います。葬儀や仏壇だけでなくお墓も多様性が求められる時代です。海洋散骨事業を営む株式会社ハウスボートクラブの代表取締役社長・赤羽真聡氏が、将来への負担が少ないものから故人の好みを尊重したユニークなものまで、現代の暮らしに合わせた多様な供養のカタチをご紹介いたします。

2.故人憧れの“宇宙旅行”を叶える「宇宙葬」

「宇宙葬」とは、遺骨や遺灰の一部を専用のカプセルに入れ、ロケットや人工衛星に乗せて打ち上げる(散骨する)方法です。1997年、アメリカの人気SFテレビドラマ『スタートレック』を生み出したジーン・ロッデンベリー氏らの遺骨が打ち上げられたことが始まりといわれています。

 

人工衛星として打ち上げた場合は、短くて数日、長い場合は100年以上にわたって地球の軌道上を周回します。なかには、専用のアプリで人工衛星の現在地や人工衛星から見た地球の姿を確認できるプランもあります。ほかにも、月面プランや宇宙旅行プランなどがあり、それぞれ飛行時間や距離が異なります。

 

<宇宙葬の方法>

1.死亡届を役所に提出

2.ご遺体の火葬場で火葬

3.遺灰の一部を採取(遺灰収納キットに遺灰を入れて業者に送る)

4.打ち上げ(遺灰専用カプセルを人工衛星に配備し、ロケットで宇宙空間へ運び散骨)

5.打ち上げ証明書発行(記念品送付など)

 

費用相場は約30万円~300万円。宇宙旅行から月旅行まで、プランによって価格に幅があります。重量や距離にしたがって打ち上げコストがかかるため、他の方法よりも相場が高くなっています。

 

<メリット>
「宇宙に行きたい」という故人の生前の夢を叶えることができ、ロマンのある送り方ができます。また、その場の打ち上げのみで、墓石のように継承するものがないため、「亡くなったあとはのこされる家族になにも残したくない」と考える方にも適しています。

 

<デメリット>
宇宙葬は希望者が1世帯のみでは打ち上げることができず、一定数が集まってから行われるため、亡くなってすぐの供養はできません。ロケットの状態や希望者の数によって打ち上げが延期されたり、打ち上げに失敗した場合、再度打ち上げになることもあります。また、宇宙葬も海洋散骨と同様に、遺骨が戻ることはありません。

 

先述したジーン・ロッデンベリー氏(映画プロデューサー)や同作に出演したジェームズ・ドゥーアン氏(俳優)、島田陽子氏(女優)らが宇宙葬を選択したといわれています。

 

「宇宙への強い憧れがある」「SF映画が好き」「いつか宇宙へ行ってみたい」という方におすすめの方法です。

 

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