持ち家であれば、きっと手元に届いている「固定資産税の納付書」。毎年のことながら、ため息が止まらない人も多いでしょう。そんななか「固定資産税が払えない!」というケースも。ただその言い訳が酷すぎるとか……みていきましょう。
「固定資産税が払えません!」年収730万円・マイホームを叶えた40歳サラリーマンの「とんでも言い訳」 (※写真はイメージです/PIXTA)

固定資産税が払えないというサラリーマンの見苦しい言い訳

そんな固定資産税で、こんな投稿が反響を呼んでいます。

 

――住宅ローンの返済があって、固定資産税が払えないとは……あり得ない

 

固定資産税が払えないと騒いでいる本人は、40歳のサラリーマンだといいます。その言い訳があまりに酷く、呆れてしまったというエピソードです。

 

――固定資産税が払えないなら、そもそも家なんて買うな!

 

厳しい声が届きますが、コロナ禍で給与が減ってしまったり、物価高騰のあおりで支出が増えたりして、ローン返済が厳しくなったという人は多いでしょう。そして税負担も今まで以上に重く感じるようになったというのもよく聞く話です。

 

固定資産税が払えず延滞すると、年率7.3%の延滞金を支払う必要に迫られたり、給与や預貯金を差し押さえられたり、最悪、物件が競売にかけられたりします。納税が厳しいと分かった時点で、すぐに自治体窓口に相談するのがベスト。場合によっては分納や徴収猶予が認められることもあります。

 

――そもそもローンの返済に無理がある

 

という指摘も。ある程度、余裕のあるローン返済を考えるなら、返済負担率は20%程度がベスト。しかし適正範囲として年収400万円以上なら35%程度までという話を耳にすることがあるでしょう。平均的な戸建て購入者である年収733万円、40歳のサラリーマンであれば、月21.3万円の返済を続けていくということ。どうでしょう。みなさんの月返済額と比べて、ずいぶんと多いのではないでしょうか。これでは月々のローン返済だけでアップアップの状態なのは確実。固定資産税のことなど、完全に頭から消えてしまうでしょう。

 

そもそもマイホームの実現がゴールとなって、購入後にどのような出費がかかるかまで具体的にイメージができていない人が多いと専門家。毎年かかる固定資産税のことは折り込み済みで、返済プランを考えたいものです。