東京都心では、マンション価格がバブル超え。いまだかつてないほどマイホーム購入へのハードルは高くなっていますが、それでもせっかく買うなら納得いく街に家を持ちたいと考える人は多いでしょう。いま、会社員が買える街……今回は、恒例の「住みたい街ランキング」第3位に輝く「大宮」に焦点をあてます。
年収658万円・40歳大卒サラリーマン…住みたい街3位「大宮」徒歩圏内に戸建て検討「ローンは65歳までに完済」の無謀 (※写真はイメージです/PIXTA)

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注目集まる「大宮」徒歩圏内に戸建てを買う【ローンシミュレーション】

そんな「大宮」駅周辺で戸建てを建てるという選択肢はありでしょうか。2023年1月の公示地価によると、駅周辺の土地価格は、65万0,709円 /m²と前年比3.25%上昇。埼玉県平均の1.6%増を大きく上回っています。2013~14年あたりから上昇基調にのっていることから、マイホームの資産性は約束されているといってもいいでしょう。

 

ただ駅周辺となるとさすがに高く、たとえば駅東口から徒歩16分程度の分譲・土地面積75㎡・4LDKで5,000万円ほど。実際に購入したとなると、どのようなローン返済となるのでしょうか。

 

戸建ての平均購入年齢である40歳のサラリーマンだとすると、年金生活が始まる65歳より前にはローンは完済したいところ。さらに頭金は平均値の物件価格の1割とし、返済方式は元利均等、金利は0.6%として考えます。

 

結果、利息は347万0,424円で総支払額は4,847万0,424円、月々の返済は16万1,568円となります。ムリなく返済が続けられるよう「返済負担率20%」に抑えようとすれば年収は969万円。大卒サラリーマンの平均年収は658万円ですから、「大宮駅徒歩圏内に25年ローンで戸建てを実現する」40歳のサラリーマンは、実は相当なエリートでなければならない、ということがわかりました。

 

ちなみに年収658万円の大卒サラリーマンが返済負担率20%でローン返済をするなら、月返済額は11万円程度。そこから逆算すると、借入可能額は3,000万円程度となり、2,000万円ほどの頭金を用意するか、または返済期間35年(完済年齢75歳)に伸ばすかしか、方法はありません。

 

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