勝負は「勝つ」か「負ける」か、確立は1/2。これは投資の世界においても同じです。そのようななか、投資で儲けがでた場合、「この勝ちはまぐれではないか?」と疑うべきだと、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏はいいます。それはなぜか、みていきましょう。
投資の世界で「自信」はもたないほうがいい…賢い投資家が「自分の勝ちを徹底的に疑う」ワケ (※写真はイメージです/PIXTA)

根拠のあるトレードで勝ち続けられる人になろう

以上、まぐれ勝ちを続ける人が一定数以上存在し得ることを、お伝えしました。

 

ですから、いくら連続で勝っても、「この勝利はまぐれかもしれない」と自らを疑い、投資手法を見直し続けるのが賢明な態度であると、おわかりではないでしょうか。

 

重要なのは、そのトレードの「根拠」です。

 

「なぜ買ったか」、結果的に「なぜ勝ったか」、負けた時も「なぜ負けたか」、それらを説明できる根拠を持ってトレードを続けることこそ、何より重要だといえるでしょう。

 

それがあれば、運の良し悪しに左右されない株式投資を続けられるのではないでしょうか。

 

一方で、トレードの回数が増えれば増えるほど、連続のまぐれ勝ちが起きにくくなることも事実です。

 

ですから、根拠のあるトレードで勝ち続けられるようになった時こそ、「自信」を持ってよいのだと思います。それは「過信」ではないはずです。

 

まぐれ勝ちする可能性を知り、それに左右されない手法を磨こう

「単なる偶然で、n回連続でトレードに勝つ確率は、1/2のn乗」となります。まぐれ勝ちしている人、そして、その人たちが用いてまぐれ勝ちした手法というのが、その程度存在し得るということを、忘れないようにしましょう。

 

ゆえに、「なぜ買ったか」、結果的に「なぜ勝ったか」、負けた時も「なぜ負けたか」、それらを説明できる根拠を持ってトレードを続けることこそ、何より重要だといえるでしょう。それがあれば、運の良し悪しに左右されない株式投資を続けられるのではないでしょうか。

 

 

株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO

川合 一啓