人生の中でも最大の買い物であるマイホーム。ただし一度買ったら終わりというわけではなく、快適に住み続けるためにはリフォームは必須です。多額の出費を覚悟しなければなりませんが、年金が頼りの高齢者はどうすればいいのでしょうか? みていきましょう。
70歳・高齢者「自宅を修繕」もお金が足りず、万事休す…果たして「住宅ローン」は何歳まで借りられるのか? (※写真はイメージです/PIXTA)

住宅ローンは何歳まで利用することができるのか?

必死で住宅ローンを返してきて、やっと完済したと思ったら、またすぐにリフォームが必要になる……そのときはすでに高齢者。修繕の規模にもよりますが、多額の費用が必要なケースもあるでしょう。そのような場合、ローンに頼りたいものですが、健康リスクの大きい高齢者、ローンの審査には不利と考えられます。実際、住宅ローンは何歳まで借りることができるのでしょうか。

 

住宅ローンは多くの金融機関で、「申込年齢」は20~70歳以下、「完済時年齢」は80歳未満としています。これは用途をリフォームだけに限定するリフォームローンも同じ。なかには完済時年齢を85歳までとしているところもありますが、申込希望の商品の設定をしっかりと確認する必要があるでしょう。

 

つまり「借入時年齢」と「完済時年齢」が設定範囲内で「返済能力あり」と判断されれば、高齢者であっても、年金生活者であっても、住宅ローンを利用することは可能、ということがいえます。

 

しかし厚生年金受給者の平均年金額は14万円ほどと決して余裕はありません。多額の借り入れは難しいでしょうし、そもそも多額の返済も耐えられないでしょう。だからといって修繕が必要にも関わらず、そのまま放置した状態の家に住み続けるというのも不安です。

 

そこで考えたいのが、リバースモーゲージ。マイホームを担保にする資金調達法で、持ち家に住み続けながら利息分の支払いだけを負担し、契約者が死亡したときに担保となっていた不動産を処分して借入金を返済します。

 

自宅に住み続けられる、毎月の返済負担が軽いなどのメリットがあるリバースモーゲージですが、マンションは対象外とされることが多かったり、推定相続人の同意が必要だったり、自宅の評価額が下落する恐れがあったりと、デメリットも。しっかりとリスクも理解したうえで判断しなければなりません。

 

このように70歳でも住宅ローンを組むことはでき、また住宅ローン以外の解決方法もあります。ただどのような方法でも、年金生活者で負債を抱えるということは、多かれ少なかれ負担になるもの。できることなら貯蓄で対応できるよう、現役世代から資産形成を進めていきたいものです。