インデックスファンドとなにが違う?「ETF」とは
インデックスファンドと似ているものに前章で触れた「ETF」があります。これは投資信託の商品ですが、個別株のように証券取引所で売られているものです。上場投資信託と呼ばれることもあり、証券会社で売買できます。インデックスファンドと大きく違うのは、証券取引所が開いている時間帯なら、個別株同様いつでも売買できるところです。
今更ですが、上場するとはどういうことなのかおさらいしておきます。名の通った企業が株式上場すると新聞やテレビでニュースになりますよね。初値はいくらになったか、必ず報道されます。この株式上場というのは、その会社の株が証券取引所に納入を認められ、商品として店頭に並んだということで、これで誰でも買えるようになってめでたしめでたしなのです。
「ETF」も投資信託の商品として、証券取引所に納入を認められ、店頭に並んでいるものです。
ここでは余談ですが、上場していない未公開株も買うことはできます。その株を発行している企業と直接取り引きするか、その株を扱っている証券会社で買います。
ですが、まるっきり保証もなければ、社会的信用もないので、ハイリスクなものも多いようです。ここ数年横行している投資詐欺には、この未公開株を取り引きしたものもたくさんあります。落とし穴だらけですから、決して耳を貸さないでください。
杉原 杏璃
投資家/タレント/実業家