(※写真はイメージです/PIXTA)

韓国アイドルやSNSの普及などを背景に国内で美容医療への興味・関心が高まっています。需要の増加にともなって「格安」や「駅近」など、技術以外の強みをアピールし、差別化を図るクリニックも増えていますが、安易な選択には注意が必要だと、東京メモリアルクリニック美容外科部門医長の島倉康人先生はいいます。初めて美容医療クリニックを選ぶ際、どのような点に気をつければよいのでしょうか。島倉先生が詳しく解説します。

ここにする!と決めたあとも…受診時のポイント

6.医師の経歴も要チェック

医療には経験と技術が必要です。筆者は医師になって形成外科に入りましたが、研修医のころからずっと皮膚縫合や傷跡の目立たないデザインを修練してきました。それは美容外科手術にとっても大事な技術で、いまとても役立っています。

 

手術には職人さんと同じで長年の繰り返しが必要で、また同じ治療を行っても患者さん全員に同じ結果が出るとは限りません。どの治療が各々の患者さんに向くのか判断するのにも経験が必要になってきます。

 

ひとつの判断材料としては、その医師がその分野の専門医であるかどうかが一定の技術と経験を保障するものとなります。医師になって数年で美容医療を専門にするのは難しいからです。

 

7.初診当日の施術はなるべく避ける

実際にクリニックを受診し、治療を受ける際にはできれば施術は後日にすることをおすすめします。

 

遠くから受診したり、仕事の休みが取れなかったりで当日施術を受けたい気持ちはわかりますが、治療に対するクレームは当日施術に多い傾向があります。

 

「本日施術いただくと30%offです」などと当日施術を勧められるケースもありますが、いったん帰宅して、その施術が自分に本当に必要か、価格は妥当か等、もう1度じっくり考えてから治療を受けるのがいいでしょう。そうすることで、場合によっては他のクリニックでセカンドオピニオンを受けることもできます。

 

まとめ

昔は美容治療の情報源が少なく、TVや雑誌での広告を見て受診するのがほとんどでしたが、現在はインターネットの普及などで大量の情報にあふれています。

 

そのため、初めて美容医療を受ける際には複数の情報を比較し、良いところ悪いところを把握したうえで自分に最適な治療・医療機関を見つけることが大切です。

 

 

島倉 康人

東京メモリアルクリニック

美容外科部門 医長

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。