ここにする!と決めたあとも…受診時のポイント
6.医師の経歴も要チェック
医療には経験と技術が必要です。筆者は医師になって形成外科に入りましたが、研修医のころからずっと皮膚縫合や傷跡の目立たないデザインを修練してきました。それは美容外科手術にとっても大事な技術で、いまとても役立っています。
手術には職人さんと同じで長年の繰り返しが必要で、また同じ治療を行っても患者さん全員に同じ結果が出るとは限りません。どの治療が各々の患者さんに向くのか判断するのにも経験が必要になってきます。
ひとつの判断材料としては、その医師がその分野の専門医であるかどうかが一定の技術と経験を保障するものとなります。医師になって数年で美容医療を専門にするのは難しいからです。
7.初診当日の施術はなるべく避ける
実際にクリニックを受診し、治療を受ける際にはできれば施術は後日にすることをおすすめします。
遠くから受診したり、仕事の休みが取れなかったりで当日施術を受けたい気持ちはわかりますが、治療に対するクレームは当日施術に多い傾向があります。
「本日施術いただくと30%offです」などと当日施術を勧められるケースもありますが、いったん帰宅して、その施術が自分に本当に必要か、価格は妥当か等、もう1度じっくり考えてから治療を受けるのがいいでしょう。そうすることで、場合によっては他のクリニックでセカンドオピニオンを受けることもできます。
まとめ
昔は美容治療の情報源が少なく、TVや雑誌での広告を見て受診するのがほとんどでしたが、現在はインターネットの普及などで大量の情報にあふれています。
そのため、初めて美容医療を受ける際には複数の情報を比較し、良いところ悪いところを把握したうえで自分に最適な治療・医療機関を見つけることが大切です。
島倉 康人
東京メモリアルクリニック
美容外科部門 医長
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
■47都道府県「NHK受信料不払いランキング」東京・大阪・沖縄がワーストを爆走