ひざが痛いのは「年のせい」ではないかも…なかなか治らないひざ痛は「誤診」を疑え【元横綱主治医が解説】

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ひざが痛いのは「年のせい」ではないかも…なかなか治らないひざ痛は「誤診」を疑え【元横綱主治医が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「膝が痛い」は年のせい? 元横綱・白鵬関はじめ、プロゴルファー、格闘家などプロスポーツ選手の治療・リハビリテーション・トレーニングを行い、日本の人工関節移植手術においてトップレベルの症例数を持つ、「関節のスペシャリスト」である整形外科医の杉本和隆医師。杉本医師に、長年治らない膝の痛みについて、原因や治療法、自身でできることや気を付けるべきことについて聞いた。

まずは3ヵ月。毎日の歩行は4000~8000歩

レントゲン撮影以外にもMRI検査ならびに血液検査、関節液検査などで診断をすると病気の進行具合(グレード分類)が分かり、治療方針が決まります。

 

この時点で、自分でやらなくてはいけない事や気をつけなくてはいけない事がはっきりと解ります。われわれ医者はその道しるべを示し、二人三脚でサポートするのが役割です。薬を飲まなくてはいけないのか、注射や手術を必要とするのか、病気のグレードなどによって方針は変わります。それらを自分で理解して、トレーニングなどご自身である程度の努力をする必要があります。

 

トレーニングは、まずは3ヵ月間頑張りましょう。プロスポーツ選手であっても筋肉量をバルクアップし、それを安定維持させるのに3ヵ月かかります。体幹筋力、骨盤筋、大腿四頭筋を意識的に強化しましょう。毎日の歩行は、万歩計にて4000歩から8000歩を目標に頑張りましょう。

 

リハビリ投薬で治らない病態の場合にも、諦める必要はありません。そうなれば次のステップとして、外科手術加療があります。

 

関節外科の治療は日々進化しています。私の担当しているスポーツ選手も、PRPや幹細胞などの再生医療、そして軟骨移植などを施した後に、各分野において非常に秀逸な成績をおさめています。手術療法も内視鏡手術から骨切術、そして人工膝関節など様々な治療法が確立されたことで、高齢の患者様においてもスポーツを楽しめる時代になってきました。各関節外科の治療における術後の状態も、35年以上にものぼり安定することが実証されています。

 

心臓病や癌治療が進化した今、人生120年時代に突入しました。ひざ痛のために要介護の人生になってしまうのは、精神的にも経済的にも社会的にも損失が大きすぎます。是非あきらめずに地に足をつけて歩み続けましょう。

 

杉本 和隆

整形外科医

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