家計管理の方法は家庭によりさまざまです。どのような管理方法だと貯蓄や投資に回す額を増やせるのでしょうか? 今回は、手取りふたりで60万円の40代共働き夫婦が「20年で4,800万円をつくる」家計管理術をみていきます。
手取りふたりで60万円の40代共働き夫婦…「20年で4,800万円をつくる」家計管理術【FPからのアドバイス】 (※写真はイメージです/PIXTA)

まとめ

忙しい夫婦がシンプルに管理しやすいこの方法を、弊社の相談会を通じて練習していただいています。家計簿をやめても、むしろ管理はきめ細かになりすっきりみえる化できます。こうして夫婦が家計を共有することで、常に新しい金融リテラシーを身につけていくことも可能になります。専門家を交えながらより質の高い家計運営をすることで、ひいては経済的な自由や精神的な豊かさも得ることができます。

 

現在40歳代以上の世代にとって、夫婦ふたりで家計を管理すべきといわれても変化することは難しいかもしれません。夫だけでなく妻の意識変革にも高いハードルがあります。妻は自分がコントロールして家計を切り盛りしている自負があるため、夫に口を出されるとプライドが許さないという気持ちにもなるでしょう。

 

もちろん中高年世代が20代夫婦と同じ価値観を持つ必要はありません。しかし経済環境が非常に苦しくなっている現代では、お金の管理の仕方を少しでも変えていかないと、リスクに対処するのが難しくなります。住宅ローンを無事返済し、豊かな老後を実現するためには夫婦の協力が欠かせません。専門家に手引きをしてもらいながら、少しずつ管理の仕方を変えてみてはいかがでしょうか。

 

 

長岡理知

長岡FP事務所

代表