地球温暖化で紫外線による肌ダメージのリスクが増加。1日に降り注ぐ紫外線の約8割を占める「コアタイム」とは?

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地球温暖化で紫外線による肌ダメージのリスクが増加。1日に降り注ぐ紫外線の約8割を占める「コアタイム」とは?
(※写真はイメージです/PIXTA)

わたしたちを取り巻く生活環境・地球環境は日々変化し、健康・美容に関する常識も日々更新されています。わたしたちが見落としているかもしれない、皮膚科学に関するメカニズムについて、皮膚科ドクターが専門家の観点から解説します。

紫外線カットは「老化」のみならず「発ガン」予防にも

「日光浴は大事」「日焼けした肌はカッコいい」「海やプールに行くときだけ日焼け止めを塗ればいい」そんな風に考えている方もいらっしゃるでしょうか。

 

紫外線に当たることにはメリットとデメリットがあります。皮膚科学的にはデメリットのほうが多く、きちんと日焼け止めを使って防御することをお勧めしています。環境省から提唱されている「紫外線環境保健マニュアル」においても、紫外線に対しては防御が必要とされています。

 

紫外線はシミ、シワといった皮膚の「老化」にも大きく関係しています。人生100年時代と言われるようになってきました。元気にはつらつと健康寿命を延ばしたいものですが、年齢とともにシミやシワが増えてきてしまいます。元気に年齢を重ねるには見た目をケアすることも大事です。

 

また、若い頃、日光に当たる機会の多かった方は、高齢になったときに日光に当たっていた部位の皮膚がん発症リスクが高まります。

 

皮膚の様々なトラブルを予防するために、最低限のスキンケアの基本は「洗顔、保湿、遮光」です。紫外線を防御するために日焼け止めを1年中使うことは、「老化予防」だけでなく「ガン予防」にも繋がります。地球の環境変化によって紫外線の皮膚への影響は年々強くなっています。紫外線と皮膚との関係を正しく知り、自分の皮膚を守りましょう。

そもそも紫外線とはどういうもの?

太陽の光には、目に見える光(可視光線)と目に見えない赤外線や紫外線(Ultra violet:UV)が含まれています。紫外線は地表に届く光のなかで、最も波長の短いものです。

 

さらに、紫外線は波長の長さによってUVA、UVB,UVCの3つに分けられます。UVCは空気中の酸素分子とオゾン層でさえぎられてしまうので地球には届きません。UVBはオゾン層によって地表に届く量こそ減りますが、完全に遮られるわけではありません。UVAはその多くが地表に届くため、長く当たることにより様々な影響が生じます。

「地球温暖化」と関連するオゾン層の破壊により、皮膚ダメージが増加

現在問題となっている「地球温暖化」は、人類の活動によって生じた大きな環境変化です。この「温暖化」と密接に関連する「オゾン層の破壊」は私たちの皮膚にも影響を及ぼします。

 

オゾン層とは、大気圏の上層にあるオゾン(O3)の密度が高い層のことです。この層では太陽光線に含まれる有害な紫外線(UVCとUVBの大部分)を吸収しています。1970年代にこれが破壊されていることが発見されました。

 

オゾン層破壊の主な原因は地球で使われてきた「フロン」です。オゾン層の破壊が進むことで、体に有害な紫外線が地表まで届くようになり、皮膚への影響が大きくなりました。こういった環境の変化は、紫外線による皮膚へのダメージ増加に常がっています。

1日の紫外線量の約8割は、10時から14時の「コアタイム」に

「日焼け止めは夏だけ使う」という方も多いかと思います。実は、紫外線による皮膚のトラブルは春先から増えてきます。私たちが浴びる紫外線の量は場所によっても異なりますが、1年のうち春から初秋にかけてが強く、4月から9月の間で1年間のおよそ70〜80%を占めます。

 

1日のうちでは正午を挟む数時間が強く、夏の午後10時〜午後2時で1日のおよそ70%、冬の同じ時間帯では1日の照射量の80〜85%を占めます。外に出るときには時間帯を考えるだけでも、その強さは違うのです。

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※本記事は、メンズ用スキンケアブランド『KINGU』の情報発信専用サイト掲載の記事を転載したものです。