“初期脱毛”という言葉は「存在しない」
インターネットなどでAGA治療における「初期脱毛」という言葉をよく目にしますが、これは素人さんが作った“素人用語”です。
「フィナステリドなどのAGA治療を行った直後に抜け毛が増える」という噂話がありますが、医学的にはそのようなことは一切検証されておらず、そもそも抜け毛の数自体は薄毛の評価にはなりません。 いまのような時期にAGA治療を始めたとすれば、季節の影響で抜け毛が増えることも当然あるでしょう。
またAGA治療を始めたとすると、効果が気になってしまうあまりそれまで気にもしなかった抜け毛を改めて見て「治療を始めたのに抜け毛が増えた!(実際は変わっていない)」と思い込んでいることもあると思います(少なくとも筆者はそう考えています)。
もし仮に抜け毛が増えることが事実だとしても、数年後には薄毛が改善する治療である事は証明されているのですから、治療をためらう要因として考える必要はないように思えます。
まとめ
とにかく、いまは抜け毛が増える季節です。 個人差もあるため秋頃まで続くこともありますが、季節による一時的なものなので冬にでもなれば元に戻ります。 AGAの進行ではありませんので、適切なAGA治療を行っていれば問題ありません。
薄毛への影響が心配なのも痛いほどわかりますが、抜け毛ではなくまずは薄毛の原因そのものの治療を考えてみてください。
栁澤 正之
東京メモリアルクリニック 院長
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】