ポイントは「適切な株価」で買うこと
それから、そういった企業でも、適切な株価で買うことはやはり大切になります。 圧倒的シェアを持つ中核事業が盤石であり、毎年順調に利益を積み上げたり成長していたりしても、それ相応以上に株価が高くなってしまえば、投資して利益を出すのも難しくなってしまいます。
確かに一定以上株価は下がりにくいかもしれませんが、その圧倒的なシェアを考慮しても、「それ相応以下」で買うようにしましょう。 そのような企業をいくらの株価で買うべきか判断するのは、投資家の腕の見せ所かもしれません。
ただ、「あまり有名ではないけどある分野で圧倒的シェアを誇る」という企業もあります。注目されている分野でなかったり、規模が小さかったりするため有名ではないのかもしれませんが、その企業が持つ本来の実力を過小評価されていて株価が高くなければ、投資のチャンスです。
そういった企業を見つけて投資をするのもまた、よい選択かもしれません。
「競争していない企業」は投資先として有望
圧倒的シェアを持つ企業は、「もう競争などない」といってもよい状態になっています。それが、「競争に勝っている企業は競争していない」という言葉の真意です。そして、そんな中核事業を持つ会社は、投資先としておすすめできます。圧倒的シェアを持つ事業を有していて、「心配不要」な会社の株は下がりにくいからです。
ただし、そういった企業でも、適切な株価で買うことはやはり大切になります。確かに一定以上株価は下がりにくいかもしれませんが、その圧倒的なシェアを考慮しても「それ相応以下」で買うようにしましょう。
いくらの株価で買うべきか判断するのは、投資家の腕の見せ所かもしれません。また、「あまり有名ではないけどある分野で圧倒的シェアを誇る企業」を見つけて、割安な株価で買うのもよい選択かもしれません。
株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO
川合 一啓