(※写真はイメージです/PIXTA)

いつの間にかできている口内炎。いつか治るだろうとつい放置してしまいがちですが、いつまでも治らない口内炎は、「舌ガン」を疑ったほうがいいかもしれません。食生活が変化し、食事の際あまり嚙まなくなった現代では「歯並び」が原因で舌ガンになる人が増えていると、医療法人健幸会安藤歯科クリニックの安藤正之先生はいいます。今回は、そんな現代の舌がんの原因と予防方法、口内炎との見分け方について詳しくみていきます。

覚えておきたい「口内炎」と「舌ガン」の見分け方

最後に、大まかな口内炎と舌ガンの見分け方をご紹介します。

 

1.境界線
口内炎は潰瘍の周りが赤く縁取りされるのに対し、舌ガンは境界がはっきりしない

 

2.期間
口内炎は最長でも2~3週間で治癒するため、1~2ヵ月経っても治癒しない場合は舌ガンを疑う

 

3.痛み
口内炎は強い痛みを感じるが、初期の舌ガンは自覚症状があまりない

 

4.しこり
舌ガンは潰瘍にしこりがある

 

しかし、これはあくまでおおよその見分け方であり、舌ガンなのかそうでないのかは、最終的には病院で切片を取り、細胞診断と生体組織診断をしなければ確定診断はできません。

 

そのため、後ろのほうの歯が当たって舌が痛い、口内炎がなかなか治らないといった場合には、自己判断をせずに、必ず専門である口腔外科を受診してください。

 

ところで、舌ガンの原因が歯にある場合は、歯の形態を変え、舌に刺激がいかないようにすることが最も大切ですが、現在の歯科では、歯を削ることに抵抗のあるドクターが多く、これを理解してくれるドクターは自分で探すしかありません。

 

ともあれ、今後ますます増え続けていくであろう「舌ガン」。これからの時代は、その上手な対処法が求められています。

 

 

安藤 正之

医療法人健幸会安藤歯科クリニック

院長

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。