不動産投資と一口に言っても、投資をするエリアや、物件の種類によって成否は異なります。数ある不動産投資のパターンの中で、最もリスクが少なく、最も効率が良いのが、東京都内でのマンション投資です。その理由をみていきましょう。
不動産投資は「東京でやるべき」といえる納得の理由、4つ

東京で不動産投資をやるべき4つの理由

東京がいかに不動産投資に適しているかなどの理由を中心に、不動産投資は東京でやるべき理由は大きく4つあります。

 

理由①常に人の流入がある場所だから

東京は日本で最も人口が多く、賃貸需要が多い大都市ですので、賃貸経営には最も適した場所と言えます。東京の人口は年々増え続けており、過去2年分の住民基本台帳人口移動報告をもとに、人口流入を主要都市ごとにみてみると、2020〜2021年のコロナ禍において、主要都市の中でも東京への人口流入が群を抜いていることがわかります。特に、賃貸需要のある15〜29歳の若い世代の流入が目立ちます。

 

ネットニュースやテレビの報道では、コロナ禍での制限が最も厳しかった時には「三密」を避けるために、人口が密集する都会を避けられているはずでした。しかし実際の若者たちは、主要都市へ、特に東京へと移動していることがわかります。

 

このように、常に人口流入が多い東京であれば、時代や世相とは関係なく、安定した不動産投資ができることがわかります。今回のコロナ禍のような万が一のことが起き、空室が起きたとしても、東京であれば、すぐに新規の入居者を見つけることは、そう難しくはないことが予想できるでしょう。

 

理由②大企業や経済機能が集中しているから

若者を含め、多くの人々が東京を目指す最大の理由は、東京には日本の経済機能が集中していることと、多くの有名大学などが密集していることにあります。

 

たとえば、全国の上場企業のうち約半分が東京に本社機能を置いています。また、東京は他府県に比べて大学生の定員が多いため、毎年多くの新大学生が誕生します。

 

経済の活性には、ヒト・カネ・モノの3つが揃っている必要がありますが、そのどれもが、大量に、集中的にあるのが東京なのです。

 

理由③NY・パリ・ロンドンなどと同じくらい有名な都市だから

東京は「TOKYO」として、NY・パリ・ロンドンなどの、世界の有名な主要都市と同じくらい、魅力の溢れる都市です。例えば、英国のグローバル情報誌モノクルが発表する「世界で最も住みやすい都市」ランキングでは、東京は常に上位にランキングしています。

 

本誌の調査のベースは「クオリティ・オブ・ライフ」であり、都市の経済や機能面だけでなく、そこで暮らす人々に幸せをもたらす場所かどうかに注目したデータです。

 

東京は人口の集中する大都市であるにも関わらず、時間に正確な公共交通機関システムや極端に低い犯罪率など、ヒトと暮らしのレベルの高さなどが、世界から注目されています。

 

また、トリップアドバイザーによる「世界の都市調査2014」では、外国人旅行者の入国者数が多い40ヵ国の中で、最も高評価な旅行先として、東京が上げられています。タクシー運転手の親切さや街の清潔さ、公共交通機関の使いやすさ、街の安全性などを調査したときに、東京が最良と評価されました。

 

また、これらのことを背景に、海外の投資家も東京の不動産投資に着目しています。今後も続くと思われる日本の低金利や、政治的なリスクが比較的低いお国柄、犯罪率の低い国民性なども含め、投資価値が高いと判断されているのです。

 

理由④今後も東京の再開発は続いていくから

東京では、2000年代より老朽化した高層オフィスビルなどの新陳代謝が進んでおり、丸の内・大手町・日本橋・汐留・豊洲・品川など、多くのエリアで再開発を進めています。

 

特に、近い将来に東京の景観を変えると言われているのが、2023年竣工予定である高さ325メートルの「虎ノ門・麻布台地区 A街区」、2027年竣工予定である高さ390mの「常盤橋再開発B棟」のふたつの超高層ビルです。

 

どちらも、コンパクトシティ構想という、多様な都市機能をビルの中にコンパクトに融合させたタイプの建物で、郊外に広がったさまざま産業や生活機能を一定の範囲内に集中させ、同時に、有事の際の防災機能も果たす役割があります。

 

その他、2030年までに再開発が予定されているものには、以下のようなものがあります。

 

2023年     虎ノ門ヒルズ ステーションタワー虎ノ門エリア

2024年     高輪ゲートウェイ再開発(品川開発プロジェクト)高輪エリア

2025年     東京駅前八重洲一丁目東地区市街地再開発八重洲エリア

2022年     八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発八重洲エリア

2025年     八重洲二丁目中地区 第一種市街地再開発八重洲エリア

2025年     日本橋一丁目中地区再開発日本橋エリア

2029年     新宿駅西口地区開発計画新宿エリア

2029〜2036年 東京クロスパーク構想&帝国ホテル東京建替日比谷エリア

 

このように、東京では街とビルの新陳代謝が、時代に合わせて着々と進んでいます。このような大規模なプロジェクトに合わせ、各自治体でも地域ごとの環境整備がすすむため、より交通網が整備され、より安全性と利便性が高まっていきます。

 

そのため、今後も東京にはより多くの人口流入が予想されることから、不動産投資をする場所として適していると言えます。