最先端の「全内視鏡下脊椎手術(FESS/PED)」
従来の内視鏡下手術では、傷の大きさが18~20mm、入院期間が約7日間だったのに対し、「FESS(全内視鏡下脊椎手術。Full-Endoscopic Spinal Surgery)」では最も低侵襲(傷の大きさ、出血量、手術時間、筋肉に対するダメージ、骨を削る範囲など、手術等の治療を行ううえで身体へのダメージとなる要因が少ない)で傷は約8mm、2~3日で退院可能です。
FESSのメリット
・傷が小さく、筋肉も切らないために術後の痛みが少ない
・手術翌朝には歩行可能となるため、短期 (2~3日)の入院で治療できる
・早期退院・早期社会復帰が可能である
・感染が少ない
この手術は、従来の脊椎内視鏡手術(MED法)や通常の脊椎手術と比較して傷も小さく、痛みが少ないため、体への負担も最小です。このため入院期間が短く、早期退院・早期社会復帰が可能です。
右殿部痛、下肢痛みとしびれがあり他院で内服治療をおこなっていた60代男性Aさんは、内服治療で痛みが治らないため当科を受診し腰椎MRIで右L4/5腰椎椎間板ヘルニアの診断となりましたが、FESSをおこない術後痛みがとれ、3日目で退院となっております。
内服やリハビリ治療でも症状が改善しない椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄をお持ちでお困りの方、より専門的な内視鏡下脊椎手術をご検討・ご希望される方は、一度、お近くの専門機関にご相談されることをおすすめします。
田中 聡
森山記念病院
脊椎脊髄外科
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