頭金とは別に必要な諸経費は「60万〜80万円」
頭金とは別に必要な諸経費が60万〜80万円ほどかかることも覚えておいてください。諸経費の内訳は、印紙税、司法書士報酬、登録免許税(登記費用)、不動産取得税、金融機関への融資手数料、火災保険料などです。
ですから、目安として預貯金が100万円ほどあれば、中古マンション投資をスタートすることが可能となります。もっとも、提携ローンを組む金融機関によっては、これら諸経費もローンに組み込めるところもありますので、その点は営業マンに尋ねてみてください。
ただし、不動産会社によっては、さらに別な費用が必要となる場合もあります。購入した物件の賃貸管理などを扱わない不動産会社や、アフターサービスが行き届かない不動産会社で買った物件などの場合、購入直後であっても、設備の不具合が生じた場合には、その補修費用を保証してもらえないケースもあるのです。
そうなると、購入してまもない時期ではあっても、修繕・交換などの工事代を所有者であるオーナーが負担しなければならなくなるので注意が必要です。頭金と諸経費以外に発生する可能性がある費用については、物件購入前に確認してください。
天田 浩平
株式会社エイマックス
代表取締役