不動産投資に興味を持った際、多くの人はインターネットで情報を得ようとしますが、無料セミナーで営業マンから直接情報を仕入れることも時には有効であると、数々の中古マンションを売り、自身も投資家として複数の不動産を所有する株式会社エイマックス代表取締役の天田浩平氏はいいます。とはいえ、営業マンの話をすべて信じることも難しいでしょう。そこで今回、天田氏が不動産投資における情報収集の注意点を解説します。
無料セミナー限定の「非公開物件」…買うべきか、買わないべきか【不動産投資のプロが解説】

マンション投資セミナーには、ネットで情報収集してから参加する

今の時代は、インターネットでなんでも情報収集できます。ネットで不動産情報を調べている方もいるでしょう。

 

その際、ご注意いただきたいのは、広告宣伝費にお金をかけている不動産会社が多いため、ネット検索の上位につねに出てくる仕組みにしている会社があることです。頻繁にネット上に現れるからといって、必ずしも信用できるとは限りません。

 

国土交通省は、過去5年間に行政処分を受けた不動産業者などをホームページ上で公表しています。「国土交通省ネガティブ情報等検索サイト」(https://www.mlit.go.jp/nega-inf/)というものですが、不安に感じたときなどは必ずチェックしましょう。

 

ネット上での口コミや評判も要チェックです。悪質な対応にあった方がクレームやトラブルの情報を発信することも多いからです。火のないところに煙は立ちませんので、ネガティブな情報が何件も目につくような会社は避けるようにしてください。

 

その点をふまえたうえで、「中古ワンルームマンション」の物件を専門に扱っている不動産会社の情報を調べて、数社ほど絞り込んでいったら、比較検討するために資料請求をしてみてください。

無料セミナーで営業マンから直接情報収集してもOK

その会社のことをよく知る方法として手っ取り早いのは、無料開催しているセミナーに参加することです。セミナーでしか聞けない話もあるでしょうから、勉強になるはずです。

 

セミナーだと営業マンの顔が見えますし、その不動産会社の特徴や扱っている物件など、より具体的な情報収集ができます。何社か参加してみると違いもわかるでしょう。

 

マンション投資の対象としてはハードルが高い新築マンションや、サブリース契約をいきなり推しすすめてくるような不動産会社でなければ、不動産会社を見わける条件の第1段階はクリアしています。

 

不動産会社のセミナーはほとんど無料ですが、それはひとりでも多くのお客様に参加していただいてマンションを買ってもらいたいからです。

 

そのため、セミナー終了後に営業マンから直接物件を案内されることも普通にあります。

 

セミナー参加者に対する物件案内は、新人の営業マンが担当することもよくあります。もしも、実績のあるベテラン営業マンの話が聞きたい場合は、そのように希望を伝えれば担当をかえてもらえる可能性もあります。

 

ただし、新人でも真面目で勉強熱心の優秀な営業マンはいます。気になることがあれば、経験や実績が豊富な上司に確認してもらえばいいので、新人が担当でも心配することはありません。