コロナ禍で「地方移住」が話題となったが…不動産市場における「東京23区」の強さ
東京23区のワンルームマンション家賃…コロナ禍のなかで上がり続けている物件も
「東京に底堅い賃貸需要があることはわかりました。でも、もし不景気になったら需要も変化し、その結果、家賃を下げなければならなくなることはありませんか?」
マンション投資を考えているお客様から、このような質問を受けることはよくあります。しかし、そんな懸念をお持ちの方には、東京の「分譲マンション賃料」の推移をお伝えすることで、ほぼ不安がなくなると思っています。民間の不動産流通調査会社のデータです。
これを平均的なワンルームマンションの専有面積で換算すると、専有面積20㎡の家賃は6万3600円、30㎡の家賃は9万5400円になります。
では、その後の推移はどうでしょうか?
●2021年の東京23区の分譲マンション賃料=1平方メートルあたり3853円
実際、家賃の1平方メートルあたり単価は上がっていて、2018年の占有面積20㎡の家賃は6万9620円、30㎡では10万4430円、2021年では、20㎡で7万7060円、30㎡で11万5590円となっています。
つまり、直近6年間で、東京23区内の平均的なワンルームマンションの家賃は、1万3000円から2万円ほど値上がりしているのです。