「お小遣い、もう少しあげてよ」そう子どもからねだられて困った経験がある親御さんは多いのではないでしょうか。そのようなとき気になるのが、子どもの小遣いの相場。多いのも少ないのも良くないから、できれば平均的な額にしたいというのが親の事情です。そこで最新の「子どもの小遣い事情」をみていきましょう。
中学生の息子に「月5,000円」はあげすぎ?「子どものお小遣い」最新事情

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2022年…子どもの数は前年から28万人減少

5月5日は「こどもの日」。端午の節句の日です。1948年につくられた国民の祝日に関する法律で5月5日と決められ、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」というのが制定の趣旨。「母に感謝する」というのは、少々時代を感じさせるものですが……。

 

総務省『人口推計』によると、2022年4月1日時点、子ども(15歳未満)の数は、男子が750万人、女子が714万人、合計1465万人。前年同時期と比べて、28万人の減少で、1982年から続いている子ども人口の減少をさらに更新しました。

 

さらに子どもの割合は11.7%で、前年から0.2ポイントの減少。1950年には人口の3分の1を超えていたものの、出生児数の減少により低下。第2次ベビーブームにより幾ばくか上昇したものの、再び減少へと転じ、1945年以来、連続して低下しています。

 

世界銀行によると、子どもの数が最も多い国は「インド」で3億6,000万人。続いて「中国」が2億5,000万人。「ナイジェリア」9,000万人、「パキスタン」7,600万人、「インドネシア」7,000万人と続きます。日本は世界24位。総人口では「メキシコ」に次ぐ世界11位ですから、それだけ子どもの割合が少ないことが分かります。

 

子どもの割合でみていくと、最も子どもの割合が高いのは「ニジェール」でなんと49.6%。国民の2人に1人は子どもです。G20の国々でみていくと、最も割合が高いのは「南アフリカ」の28.8%。3人に1人は子どもというイメージです。さらにG7の国々をみていくと、最も高いのは「米国」で18.37%。いずれにしても、日本は最も子どもの割合が少ない国のひとつです。

 

【G7「15歳未満人口率」】

1位 米国:18.37%(136)

2位 イギリス:17.68%(143)

3位 フランス:17.65%(144)

4位 カナダ:15.78%(163)

5位 ドイツ:13.96%(185)

6位 イタリア:12.99%(189)

7位 日本:12.45%(193)

 

出所:世界銀行2020年発表資料より