(※写真はイメージです/PIXTA)

春になり新しい1年がスタートしました。4月は、子供を取り巻く環境が大きく変化します。環境の変化によって子どもが感じるストレスが大きければ大きいほど、それがさまざまな身体の症状となって現れると、小児科医の米田真紀子先生はいいます。環境の変化でわが子に不調が現れたとき、保護者はどのように対応すればよいのでしょうか、みていきます。

親が取るべき対応とは?

ストレスそのものは子どもの成長に欠かせないものですが、子どもの社会は親が思っているよりもずっと複雑ですし、親からしたら「そんなことで」というような思いもかけないことで悩んでいたりもします。その子の悩みの大きさは他人からみて評価できるものではありません。

 

子どもがストレスから体調を崩しているかもしれないと思ったとき親が取るべき対応は、まずは話しやすい環境を整えてあげること。子どもは親に心配をかけまいとなかなか話を切り出す勇気が出せないことが多いです。

 

そして、いざ話し始めたときには、決して遮らずじっくり子どもの話を聞いてあげること。すぐに解決策を見つける必要はありません。ただ、はじめは傾聴して共感し、全面的に子どもの味方であることを伝えることが重要です。

 

また、忘れてはならないのが、病気が隠れている可能性もあるということです。子ども自身も自分の体調が気になって新たなストレスが増え、どんどん悪循環に陥ってしまうことがあるので、まずは小児科を受診して必要な検査を受け、大きな病気が隠れていないかどうか確認しておきましょう。

実は親もイライラしていませんか?

子どもにストレスが溜まっていそうなとき、親の心の健康状態はいかがですか? 子どもの様子に連動してイライラしてしまったり、不安な様子が現れていませんか? 子どもは親の鑑なので、親の不安が一番子どもに影響を与えます。

 

心当たりのある人は、まずは子どもと一緒に身体を動かしたり、ちょっとお散歩にでかけたり、普段のスキンシップを多めにとってみるのもいいかもしれません。

 

 

米田 真紀子

 

京都きづ川病院/きづ川クリニック 小児科医

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。