趣味がお金に、経験がさらなるお金に換わった話
私のお客様に、地方在住の20代男性でSさんという方がいらっしゃいます。Sさんはもともとコンビニのアルバイトをしていましたが、職場環境が合わず、ストレスで白髪が急増するほど辛い思いをされていました。
それでも、収入が途絶えることを考えるとなかなかすぐには辞められず、「辞めたとしても、何の強みもない自分には他の仕事もないかもしれない」と悩んでいたそうです。
しかし、そんなタイミングで、彼は私の発行するメールマガジンに登録してくださり、「こっそり副業術」のノウハウに出会いました。
当時アルバイト生活をしていた彼からしてみれば、私が一貫して発信している「何気なくやっている趣味だってお金になる」という言葉が衝撃だったそうです。
というのも、彼は時々、趣味で絵を描いていましたが、「特別画力があるわけじゃないし、描くスピードも遅い。納得のいくものが全然描けないし、完全に趣味でしかない。これではお金にならない」といっていたんです。
けれど、「好きで描いているイラストでお金を稼げるかもしれない」と希望を抱いた彼は、プラットフォームで「SNSのアイコンを描きます」という商品を出品してみることにしました。
「どんなページを作ったらいいんだろう…」と悩んだものの、本連載でもお伝えしている「まずは出してみる。それから改善していけばいい!」という言葉を思い出し、とりあえず見よう見まねで商品を出品。
とはいえ、自分の画にまったく自信が持てなかった彼は、「こんな下手なイラストは誰も頼んでくれないだろうな…」と内心は覚悟もしていたそうです。
しかし、数日後にあっけなく彼の商品が売れたのです。それも、購入者からは「他とは違う画風がとても気に入りました」という言葉まで。
後々、この時のことを、「自分が勝手に感じていた“こんなの価値がない”という主観なんて本当に思い込みだったんだと感じました」と彼は語ってくれました。
つまり、彼にとっては「画力がない」と感じていたイラストも、「他とは違って魅力的だな」と思ってくれる人さえいれば、あっさりと売れてしまうんですよね。
この経験で自信を得た彼は、さらに新しい商品を出して販売実績を積み重ね、今では50件近くの依頼を受けて、立派な副業イラストレーターになりました。
さらには彼自身の経験を、これからスキルシェアを始めるイラストレーターさん向けのノウハウにまとめ、マニュアルとしても販売しました。そのマニュアルも順調に売れ、多くの人に希望を与えています。
今でも時々連絡をいただきますが、コンビニバイトで辛い思いをしていた頃と比べて、彼自身とても楽しそうに副業をしています。
「自分の強みでお金を稼ぐことは、こんなにも人を自信満々にして輝かせるんだな」とあらためて実感した、忘れられないエピソードでした。
土谷 愛
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