【8項目比較】サクッとわかるFXと株の違い！どっちが儲かる？危険？

「FXと株の違いを知りたい」

「投資初心者には、FXと株どっちがオススメ？」

そんな風に思っていませんか？

 

投資といっても、FXや株、仮想通貨に外貨預金などたくさんあって、どれを選べばいいか迷う初心者は多いでしょう。

 

 

 

この記事を読めばそれぞれのメリット・デメリットだけでなく、どちらが初心者に合う投資なのかわかるようになります。

 

 

FXと株、初心者におすすめなのはどっち？

結論から先にいうと、初心者にオススメなのはFXです。

 

なぜなら、少ない資金で始められたり、スキマ時間に取引できたりと、FXのほうが取り組みやすいからです。

 

次の項目では、具体的な違いを詳しく解説していきます。

 

FXと株の違いを知れば、FXの方がハードルが低いのがわかるでしょう。

 

一方で、FXには株には無いメリットとデメリットがあるので、読み進めれば納得して頂けるはずです。

FXと株の違い

 

ここでは、FXと株の違いがわかるよう説明して参ります。

 

一見すると似ているように見えますが、FXと株は別の投資商品。

 

下記は、それぞれの違いをまとめた表です。

 

	FX	株
投資対象	各国の通貨	企業の株式
取引対象数	約50種類（FX会社による）	国内だけで3820社
手数料	比較的安い	比較的高い
取引時間	平日24時間	平日9時～15時
インカムゲイン（配当）	スワップポイント	配当金
レバレッジ	最大25倍	現物取引：なし 信用取引：最大3.3倍
資金目安	約5円からOK	数万～数十万円
税金	20.315％	20.315％

 

それでは、詳しく見ていきましょう。

 

投資対象の違い

FXの投資対象は、各国が発行している通貨です。

 

通貨ペア（米ドル/円、ユーロ/米ドルなど）と呼ばれる、異なる2つの通貨を使って売買を行います。

 

一方、株の投資対象は、企業が発行している株式です。

 

証券取引所に上場している企業の株式から、投資対象を選べます。

 

このようにFXと株とでは、投資対象が違うと覚えておいてください。

 

取引対象数の違い

FXで取引できる通貨ペアはFX会社によって異なりますが、多いところで50種類程度です。

 

ドルやユーロ・円などのメジャー通貨はどのFX会社でも取り扱っていますが、マイナーな通貨はFX会社によって取り扱いが異なります。

 

一方で株の投資対象数は、証券取引所に上場している企業の数があるため、2022年現在では日本国内だけで3820社の株の銘柄があります。

 

さらに、海外企業の株式も入れるとその数は万を超えるため、非常に投資対象が多いのです。

 

手数料の違い

FXではスプレッドが実質的な手数料にあたります。

 

スプレッドとは、買値と売値の「差額」です。

 

【例えば】

米ドル/円のスプレッドが0.2銭であれば、1ドルの取引にかかる手数料は0.2銭です。

仮に1万通貨（約120万円分のドル）の取引であれば、20円の手数料になります。

 

一方、株では取引が成立した金額に応じて手数料がかかります。

 

金額は、証券会社や投資条件によってさまざまです。

 

【例えば】

SBI証券を例にとると、120万円の取引には535円の手数料がかかります。

 

取引時間の違い

FXは平日24時間いつでも取引できます。

 

外国為替市場は、世界のどこかの為替マーケットが開いていれば取引できます。

 

株取引ができる時間は平日9時～15時の証券取引所が開いている時間帯です。

 

また、午前と午後の間にある休場時間帯も取引できません。

 

FXも株も土日は取引できません。

 

ただし、FXは祝日も取引できますが、株は祝日も取引不可です。

 

このようにFXと株とでは、取引できる時間が大きく違うと覚えておきましょう。

 

配当（利息）の違い

FXと株には、売買で発生する損益のほかに資産を保有しているだけで得られる配当があります。

 

配当による利益はインカムゲインと呼ばれます。

 

FXでインカムゲインにあたるのが、スワップポイントです。

 

たとえば日本円のような低金利通貨を売り、メキシコペソのような高金利通貨を買うと、その金利差による利息を毎日受け取れます。

 

株のインカムゲインは、配当金です。

 

企業の利益の一部が分配される配当金は、年に1～2回程度受け取れます。

 

ただし企業の業績が悪ければ、受け取れません。

 

レバレッジの違い

レバレッジとは、証拠金の何倍もの大きな金額で取引できる仕組みのこと。

 

FXでは最大25倍まで、レバレッジをかけた取引ができます。

 

たとえば10万円の証拠金があれば、250万円分の取引が可能です。

 

株の現物取引ではレバレッジは使えませんが、信用取引の場合は最大で3.3倍のレバレッジをかけられます。

 

このようにレバレッジは、FXと株が大きく異なる要素です。

 

資金目安

FXで取引するのに必要な資金は、通貨ペアのレートと取引単位とレバレッジで決まります。

 

【FXの必要証拠金の計算方法】

通貨ペアのレート×取引単位÷レバレッジ

 

 

例えば、1ドル＝115円のときに1,000通貨で取引すると、約5,000円から取引できます。

 

115円×1,000通貨÷最大レバレッジ25倍＝4,600円

 

【株の購入資金】

株単価 × 購入ロット数

 

株は取引する株式の価格によって、必要な資金が異なります。

 

人気の高い企業に投資する場合は、最低でも数十万円の資金が必要です。

 

例えば、JR東日本旅客鉄道(株)は2022年3月末現在1株約7200円です。

 

最低購入ロットが100株なので、約72万円の資金が必要になります。

 

税金の違い

FXでも株でも、利益がでたら確定申告を行い税金を納める必要があります。

 

FXも株も出た利益には申告分離課税が課され、どちらも20.315％の税率です。

 

損失が出た場合は、どちらも繰越控除で向こう3年間の利益と相殺させることができます。

 

また、FXと株式の損益を相殺することはできません。

FXの方が初心者向けである理由

FXの方が初心者向けである理由は、コストがかからず、少額で始められるからです。

 

さらに投資対象も通貨なので、初心者でも身近に感じやすいのも理由のひとつ。

 

株を始めるには、比較的大きめの資金を用意する必要があります。

 

また投資初心者が、いきなり大きな資金で取引するのもリスクが高いといえます。

 

以上のことから、初心者にはFXがオススメです。

 

FXはどれくらい儲かる？

 

少額の1,000通貨であれば1日100円～500円稼ぐのが現実的な数字といえます。

 

というのも、初心者が1日で狙える値幅は10～50pipsほどだからです。

 

利益は、取引単位によっても大きく変動します。

 

たとえ100pipsの値幅が取れたとしても、1通貨であれば1円ほどにしかなりません。

 

ですから1,000通貨だと、1日100円～500円くらいがムリのない数字だといえるのです。

初心者が少額で始めるのにおすすめのFX会社3選

100円からできるFX「松井証券」

スプレッド （ドル/円）	ユーロ/円	ポンド/円
0.2銭	0.5銭	1.1銭
取引単位	スワップ	キャッシュバック
1通貨	マイナススワップが大きい	最大100万円

スプレッドは原則固定（※例外あり）
 

・1通貨（ドル円なら5円）からFXの取引が可能
・最安水準のスプレッド！デイトレに最適
・初心者向けセミナー動画が充実

 

 

 

 

取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」

スプレッド （ドル/円）	ユーロ/円	ポンド/円
0.2銭	0.4銭	0.9銭
取引単位	スワップ	キャッシュバック
1000通貨		新規FX口座開設+お取引で 最大1,000,000円キャッシュバック

スプレッドは原則固定（※例外あり）。キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。
南アフリカランド/円とメキシコペソ/円の取引単位は10,000通貨単位

 

・初心者も上級者も持ってて間違いなしの口座
・最安水準のスプレッド！デイトレに最適
・38種類のテクニカル指標があり、分析ツールが充実

 

 

 

 

低スプレッド・高スワップ！「GMO外貨」

 

スプレッド （ドル/円）	ユーロ/円	ポンド/円
0.2銭	0.4銭	0.9銭
取引単位	スワップ	キャッシュバック
1000通貨	マイナススワップが大きい	最大1,000,000円

スプレッドは原則固定（※例外あり）
＊キャンペーンスプレッドを含む。詳細は公式HPをご確認ください。

・1000通貨（ドル円なら5千円）からFXの取引が可能
・トルコリラなどの高金利通貨のスワップが高く、スワップ狙いの取引に最適
・スマホの取引ツールが使いやすいことで有名

 

 

 

危険と言われるのはなぜ？　FXで投資を始めたい人へ

「FXは危険」といわれる一番の理由は、リスクが高いトレードをして損失を抱えてしまうからです。

 

このような失敗をしてしまう原因は、ほぼ共通しています。

 

ここでは、初心者がFXで失敗するパターンと原因がわかるようになります。

 

失敗するパターンと原因を知り、リスクを抑えていきましょう。

 

初心者がFXで失敗するパターン

金融先物取引業協会が実施した調査結果によれば、FXで損失をだすパターンは、以下の3つでほとんどの割合を占めています。

 

【3つの失敗パターン】

①損切りができない
②高レバレッジで取引する
③むやみにポジションをもつ

 

上記3つはいずれも、トレードリスクを高めてしまう要因になります。

 

なぜ失敗してしまうのでしょうか？

 

リスクが高いトレードでは共通して、感情に左右されるからです。

 

「損をしたくない」「早く稼ぎたい」「チャンスを逃したくない」

 

このような欲が、結局はリスクの高いトレードにつながってしまいます。

 

感情に左右されないために、ルールを遵守して取引にのぞむことが重要です。

FXで投資を始める際に大切な5つのポイント

ルールを遵守して取引にのぞむには、しっかりと手順を踏むのが大切です。

 

いきなり本番で取引しても、感情に左右されてしまうからです。

 

規律あるトレードをするために、次のステップを踏むようにしてください。

 

ステップ①正しい知識を学ぶ
ステップ②デモトレードで練習する
ステップ③少額で取引を始める
ステップ④損切りを徹底する
ステップ⑤トレードルールを守る

 

ここでは、FXを始める際の大切な5つのポイントがわかります。

 

1．正しい知識を学ぶ

最初は、FXの正しい知識を学んでください。

 

知識をしっかりつけることが、上達への近道になるからです。

 

勉強には、本やセミナー、ウェブサイトを活用するといいでしょう。

 

とくにFX会社が発信している情報やセミナーは、信頼性が高くオススメ。

 

あせらずに、まずは基礎知識を身につけてください。

 

2．デモトレードで練習する

ある程度基礎知識が身についたら、デモトレードに進みましょう。

 

学んだ知識を実践でうまく活かすために、デモトレードが欠かせません。

 

デモトレードでは仮想の資金を使って、本番と同じ環境で取引できます。

 

取引ツールやトレードルールの確認など、しっかりチェックしておきましょう。

あわせて読みたい：【倍速で学ぶ】FXデモトレードのおすすめ練習法6ステップ徹底解剖！

 

 

少額で取引を始める

本番の取引は、少額で始めるのがポイント。

 

というのも大きな取引量は、精神的な負担が大きいからです。

 

あせりや迷いは、ムリなトレードにつながります。

 

決めたルールどおりに取引するため、まずは少額で慣れるのが大切です。

 

少額に慣れてから、少しずつ取引量を増やしていきましょう。

 

あわせて読みたい：【1日いくら稼げる？】FX少額取引の目安資金と利益シミュレーション

 

 

4．損切を徹底する

損切りの徹底は、FXでもっとも重要なスキルです。

 

なぜなら、いかに損失を抑えるかが利益を残すポイントだからです。

 

FXではたった1度の負けで、それまでの利益を吹き飛ばしてしまう可能性もあります。

 

ですから必ず、損切りを徹底してください。

 

5．トレードルールを守る

自分で決めたトレードルールは、必ず守ると意識してください。

 

適当な取引をしていては、安定した利益を望めません。

 

もちろん、いきなり完ぺきにトレードルールを守り続けるのは難しいでしょう。

 

大切なのは、トレードルールを作る・守ると意識することです。

 

検証・改善を繰り返して少しずつ良くしていきましょう。

FXと株はどちらが儲かる？

レバレッジの仕組みを考えると、FXの方が資金効率が高く稼ぎやすいといえます。

 

ですが、利益をだしやすい反面で損失も大きくなる可能性があります。

 

「FXのほうが儲かるから」という理由だけで選ぶのは危険だと覚えておいてください。

 

そこで次は、FXと株を項目別に比較し、どちらが取り組みやすいのかを明らかにします。

 

難しいのはどちらか

 

どちらが難しいのかを、以下の表で比較検討してみましょう。

 

	FX	株	比較
取引対象			FXの取引対象は多くても数十種類、株は数千種類あるため、初心者は選ぶのが難しい
取引時間			FXは原則平日24時間取引可能、株は平日の9～15時と時間制限がある
目安資金			FXは数千円からの少額取引が可能、株は少なくても数万～数十万円は必要
利益の大きさ			FXはレバレッジをかけて、効率的に稼げる。株はレバレッジがない（信用取引は3.3倍）
取引の難しさ			FX・株ともに、カンタンに稼げるものではない。勉強や経験を積む必要がある

 

取引の難しさという点では、FXでも株でも変わりありません。

 

チャート分析やテクニカル分析などは、一朝一夕で身につくものではなく、日々経験を積みながら上達していくものだからです。

 

一方上記以外の項目では、FXに軍配が上がります。

FXと株それぞれの魅力

先ほど比較した内容を踏まえて、FXと株のメリット・デメリットを紹介します。

 

FXと株のどちらで取引するかは、自分の取引スタイルや資金に合った選択が大切。

 

ここでは、それぞれの魅力がわかるようになります。

 

FXのメリット・デメリット

まずはFXのメリット・デメリットを確認しましょう。

 

【FXのメリット】

①投資対象が選びやすい
②24時間取引できる
③少額から始められる
④レバレッジを活用して、効率的に稼げる
⑤売り・買いの両方にトレードチャンスがある

 

【FXのデメリット】

①高レバレッジほどリスクが高くなる
②用意した証拠金以上の損失を抱える恐れがある
③FX最大のメリットは、レバレッジを活用できる点

 

少額から始められ、効率的に稼げるのは、大きな特徴といえます。

 

また、24時間取引できる自由度の高さや、投資対象が選びやすいのも魅力です。

 

一方デメリットとしては、高レバレッジほどリスクが高くなる点があげられます。

 

レバレッジの管理には、十分な注意が必要です。

 

株のメリット・デメリット

次は、株のメリット・デメリットです。

 

【株のメリット】

①配当金や株主優待がもらえる
②値動きが大きい

 

【株のデメリット】

①初期費用が高い
②取引対象を選ぶのが難しい
③取引時間は日中に限られる

 

株のメリットには、保有しているだけでもらえる配当金や株主優待があります。

 

値上がり益以外にも期待できるのは、魅力的ですよね。

 

またFXに比べて、大きな値動きをみせるのも特徴のひとつです。

 

デメリットとしては、始めるのに数十万円程度必要な点や、数千種類から取引対象を選ぶ難しさが挙げられます。

FXと株　それぞれに向いている人

同じ投資といっても、FXと株とでは特徴が違います。

 

ここではFXと株が、どういう人にオススメなのかがわかります。

 

FXがオススメな人はどんな人？

次のポイントが当てはまる人には、株よりもFXがオススメです

 

・少額で始めたい人
・短期で稼ぎたい人

 

FXでは、数千円程度の少額から取引を始められます。

 

動く金額は小さいですが、リスクを抑えつつ、投資経験を積めます。

 

「手持ち資金が少ない」「リスクをとりたくない」「投資に慣れたい」そんな人には、FXがオススメです。

 

また、FXではレバレッジを活用して、短い時間で利益を上げられます。

 

数時間で決済するデイトレードや、数秒～数分で決済するスキャルピングなど、トレードスタイルによっては短時間で稼ぐことが可能です。

 

日中忙しい会社員や主婦の方など、スキマ時間に稼ぎたい人に最適です。

 

あわせて読みたい：【少額FXでおすすめの口座3選】小さく始め大きく稼ぐ2ステップ！

 

株がオススメな人

株投資がオススメな人には次の特徴が当てはまります。

 

・長期的な資産を作りたい人
・株主優待の特典を受けたい人

 

ゆっくりと気長に、長期的な資産を作りたい人には、株がオススメです。

 

株は為替と違って3年後、10年後には、数十倍～数百倍の価格になっているケースもあります。

 

また、業績のよい企業の株を保有していれば、配当金を受け取れます。

 

利回りも期待できるのは、大きな魅力ですよね。

 

株には配当以外にも、株主優待（自社サービス・商品）を受けられる会社があります。

 

必要株を一定数保有している必要はありますが、値上がり益や配当とは別に、恩恵を受けられるのは、大きなメリットです。

 

優待の特典を受けたい人には、最適といえます。

無理のない投資をしよう

どんな投資方法を選ぶにしても、必ず余剰金の範囲内で運用してください。

 

生活がかかった投資は、心の余裕が無くなるからです。

 

先ほど説明したように、感情に左右されては失敗する可能性が高くなります。

 

これはFXに限ったことではありません。

 

「生活がかかっている」という人に、冷静な判断を求めるのはムリがありますよね。

 

以上のことから投資は、余剰金の範囲内で運用しましょう。

まとめ

いかがでしたか？

 

この記事では、FXと株の違いや、メリット・デメリットを中心に解説しました。

 

それぞれの特徴を踏まえ、なぜ初心者にはFXがオススメなのか、おわかりいただけたかと思います。

 

この記事のまとめです。

 

・FXと株は別の金融商品
・FXの方が初心者向けでオススメ
・FXなら少額からスタートでき、上達のステップが進めやすい
・それぞれのメリット・デメリットをおさえ、自分に合う投資を選ぶのが大切
・どんな投資でも、ムリせず余剰金の範囲内で取引しよう

 

 

 

初心者にとって初めての投資というのは、ハードルが高く感じられますよね。

 

ですが、FXは少額から取引できるので、リスクを抑えられて安心です。

 

わずかな金額で投資経験を積めますし、しっかりと利益も見込めます。

 

ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。