フィボナッチを使った分析方法を紹介する記事です。FXトレーダーに人気があるフィボナッチの仕組みや引き方、具体的な利用方法、注意点などを詳しくお伝えします。トレード戦略の幅を増やし、より強い根拠を持って取引したい人必見の記事です。
FX相場が生み出す芸術!フィボナッチ描画ツールを使った分析方法4選

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「フィボナッチ分析ってなに?」

「フィボナッチ・リトレースメントで何がわかるの?」

「フィボナッチ・リトレースメントの使い方が知りたい!」

 

フィボナッチと名につく描画ツールを使った分析方法は、トレンド系でもなければオシレーター系でもない分析ツールなんです!

 

実はフィボナッチ分析とは、黄金比をつかって相場を予測する方法で、過去データを根拠としない一風変わった分析なんですよ。

 

黄金比だけで本当に予測なんてできるの?と思うかもしれませんが、これがまた不思議なことに相場の動きにビタっとはまってしまうんですよ~笑

 

そこでこの記事では、フィボナッチの仕組みや具体的な取引での使い方などを詳しく解説して参ります。

 

この記事でわかること
・フィボナッチ数列と黄金比の関係
・フィボナッチリトレースメントの使い方と表示方法
・フィボナッチの法則を利用したテクニカル指標
・フィボナッチ系の指標を使うときの注意点

 

記事の内容を実践すれば、トレードの戦略が増えて取引できるようになるでしょう。

 

ぜひ一度、この不思議なフィボナッチ系分析ツールをお試しあれ!

 

目次
フィボナッチを使った分析とは
  ・フィボナッチ数列とは
  ・黄金比
FXのフィボナッチ分析は6種類!重要なのはリトレースメント
  ・フィボナッチ・リトレースメント
  ・その他のフィボナッチ系分析
フィボナッチ・リトレースメントの引き方
フィボナッチ・リトレースメントの使い方
  ・トレンドの押し目・戻り目を探す
  ・サポートラインやレジスタンスラインとして使う
  ・トレンドの勢いを見る
  ・利確のポイントとして使う
フィボナッチの注意点
  ・絶対に反応するわけではない
  ・フィボナッチだけを根拠にしてはいけない
フィボナッチ分析が使えるおすすめFX会社
まとめ フィボナッチ分析は一目で意識されるポイントがわかる!でも過信は禁物!

フィボナッチを使った分析とは

フィボナッチとは、トレンドの一時的な反発を予想するためのテクニカル指標です。

 

自然的に発生するフィボナッチ数列の法則をチャートに当てはめて、トレンドの終わりや継続の基準をつくります。

 

多くの人が意識するラインなので、取引の材料としてよく利用されています。

 

取り扱いが非常に簡単で、ツールによっては、1クリックでチャートに分析結果を表示できるのも魅力的です。

 

では、フィボナッチがなぜここまで重要視されるのか、紐解いていきましょう。

 

フィボナッチ数列とは

フィボナッチ数列とは.jpg

 

フィボナッチ数列は、「1、1、2、3、5、8、13、21・・・・」のように、前の2項を足せば次の項になる法則をもつ数列です。

 

イタリアの数学者「レオナルド=フィボナッチ」にちなんでつけられました。

 

足し算だけで作られた数列はシンプルで美しく、数列の隣り合う数字同士の比率は大きくなればなるほど黄金比に近づきます。

 

【例】34:55 = 34分の55 = 55÷34 =1.6176...

 

黄金比

黄金比

 

黄金比は、1 : 1.618...で表される比率で、人々を魅了する比率と言われています。

 

パルテノン神殿やミロのビーナスの縦横比も黄金比で構成されており、古くから最もバランスの良い比率とされてきました。

 

黄金比は自然界でもよく見られます。

 

たとえば、ひまわりの種の並びや、貝の渦巻きなども黄金比によって構成されています。

 

つまり、フィボナッチによる指標は自然発生する黄金比によってチャート分析する指標なのです。

 

過去のデータ情報から導きだす他の指標とは少し異なるタイプの指標だと思っておきましょう。

 

FXのフィボナッチ分析は6種類!重要なのはリトレースメント

黄金比を利用したフィボナッチですが、FXではフィボナッチを使った分析方法が6種類あります。

 

一般的には、フィボナッチ・リトレースメントがよく使われます。

 

初心者はリトレースメントからはじめてみましょう。

 

フィボナッチ・リトレースメント

フィボナッチ・リトレースメント.jpg

 

フィボナッチ・リトレースメントは、直近の高値と安値を選ぶとフィボナッチの比率に基づいたラインを表示します。

 

具体的には、「23.6%」「38.2%」「50%」「61.8%」「76.4%」のラインが、重要です。

 

ラインとなる%の数値は、フィボナッチ数列の数字を使って、2つ隣の項で割った割合、3つ隣の項で割った割合が使われています。

 

変動の可能性を表す%ではないので注意しましょう。

 

フィボナッチ・リトレースメントで示されたラインは、トレンドの転換点や一時的な反発の目標値として見ます。

 

その他のフィボナッチ系分析

リトレースメント以外の、フィボナッチ系分析方法もご紹介します。

 

ファン:一定期間の高値・安値に対してラインを引く。トレンドの目標値を導き出す。

チャネル:フィボナッチ数列を用いたチャネルラインを引く。利確ポイントを予想する。

タイムゾーン:時間軸に対してラインを引く。トレンドの転換点を予想する。

アーク:値幅と時間から円形のラインを引く。トレンド転換を時間的に予想する。

エクスパンション:一定期間の高値・安値に対してラインを引く。トレンドがどこまで拡張するのかを予想する。

フィボナッチ・リトレースメントの引き方

フィボナッチ・リトレースメントをチャート上に引く方法は簡単です。

 

フィボナッチ・リトレースメント描画方法.jpg

 

気になるトレンドの高値と安値の2点を選ぶだけで、間に意識される水平線を表示できます。

 

上昇トレンドの場合は、高値を0%としたときに安値が100%となるように引きましょう。

 

GMOクリック証券のプラチナチャートの場合、最初に高値を選択後、安値を選択するとフィボナッチ・リトレースメントが自動で線引きされます。

 

下降トレンドなら、逆に安値を0%高値が100%となるように引いてください。

 

テクニカル分析は基本的に時間軸が長い方が、優位性が高いです。

 

まずは日足で分析し、4時間足、1時間足と目線を落として、自分のトレードする時間軸へ活用していきましょう。

フィボナッチ・リトレースメントの使い方

ここからは、フィボナッチ・リトレースメントの具体的な使い方についてご紹介します。

 

ぜひ、トレードの質の向上に役立ててください!

 

トレンドの押し目・戻り目を探す

押し目や戻り目は、トレンドの波に乗って利益を狙うチャンスです。

 

フィボナッチ・リトレースメントは、この押し目・戻り目を探すのに適しています。

 

押し目・戻り目というのは一時的な上昇や下落が終わるポイントです。

 

トレンドの押し目・戻り目を探す

 

たとえば、図では23.6%ライン付近で、一時的な下落が終わり上昇トレンドに戻りました。

 

つまり、高値をつけてトレンドに逆らった動きをみせたチャートがどこまで続くのかをフィボナッチリトレースメントで予測することができるのです。

 

23.6%のラインで反発する可能性が最も高いですが、勢いよく23.6%のラインを抜けた場合は38.2%のラインで反発する可能が高くなります。

 

エントリーは、ラインにタッチしたときではなく、しっかり反発を確認してからするのが肝心です。

 

サポートラインやレジスタンスラインとして使う

フィボナッチ・リトレースメントは、他の水平線との相性が良いです。

 

三角保ち合いも、よく見るとフィボナッチ・リトレースメントのラインで反発していることもしばしばあります。

 

他にも、ヘッドアンドショルダーの肩の位置とフィボナッチが重なっていれば、エントリーの強い根拠にできますね。

 

フィボナッチをレジスタンスライン・サポートラインとして、取引の根拠に利用してみましょう。

 

トレンドの勢いを見る

フィボナッチの%を見ればトレンドの強さを確認できます。

 

何%のラインで押し目を作ったかが重要です。

 

たとえば、23.6%ラインでの反発なら押し目は小さく、上昇する力が強いのがうかがえます。

 

61.8%の深い押し目では、売り圧も強く、その後もトレンド継続できるかを、注意する必要も出てきます。

 

どこで反発したかを見て、トレンドの強さを計るのに役立てましょう。

 

利確のポイントとして使う

トレンドに順張りでエントリーしているときの決済タイミングをフィボナッチ・リトレースメントで決めるのも一つの手です。

 

例えば、上昇トレンドに順張りでポジションを持っている時、フィボナッチの24.6%ラインまで下落したら売り決済をします。

 

そうすれば、トレンド転換によって利益を減らしてしまうこともないでしょう。

 

また、その決済タイミングが一時的な下落だったとしても押し目で再エントリーができるので、値動きに合わせた作戦が取れます。

フィボナッチの注意点

フィボナッチの注意点.jpg

 

ここからは、フィボナッチ・リトレースメントの注意点を紹介していきます。

 

相場に絶対はありません。

 

フィボナッチの弱点を知り、分析精度を上げて、エントリーのタイミングを見極めましょう。

 

絶対に反応するわけではない

多くの人が意識するフィボナッチ・リトレースメントですが、絶対にラインに反応するわけではありません

 

押し目で反発するかと思いきや、勢いよくラインを突き抜けてしまうこともあり得ます。

 

特に短期足での分析はダマシにあいやすいので、複数の時間足で意識されている価格ラインが無いかを見つけましょう。

 

ラインにタッチでエントリーするのではなく、しっかり反転を確認してからエントリーするようにしてくださいね。

 

フィボナッチだけを根拠にしてはいけない

フィボナッチは便利ですが、あくまでも根拠の1つに留めておきましょう。

 

テクニカル分析は根拠が重なるほど、優位性が増します。

 

フィボナッチやレジサポライン、ボリンジャーバンド、MACDなど、さまざまな分析を相場に合わせて組み合わせるのが肝心です。

 

分析方法を今の相場に合わせて、調整するのもFXの醍醐味と言えます。

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まとめ フィボナッチ分析は一目で意識されるポイントがわかる!でも過信は禁物!

今回は、フィボナッチの仕組みや具体的な利用方法などを解説しましたが、いかがでしたか?

 

上記で紹介した「フィボナッチ・リトレースメントの使い方」を実践すれば、今後フィボナッチの使い方で悩まずに済みます。

 

最後にもう一度、この記事の内容をおさらいしましょう。

 

フィボナッチとは、トレンドの一時的な反発を予想するためのテクニカル指標
フィボナッチ・リトレースメントがよく使われる
フィボナッチ・リトレースメントはトレンド転換の見極めやレジサポラインとして活用できる
フィボナッチだけで相場を100%予測できるわけではないので、他の指標と組み合わせるのが大切

 

フィボナッチは、数列や黄金比などがあって難しそうと、最初は思うかもしれません。

 

ただ、仕組みを理解して使い方を身に付ければ、簡単に、相場の転換点を予測できるようになりますよ!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。参考になれば幸いです。

参考元
黄金比 - Wikipedia