株価の動きには「流れ」があります。将来を予想した投資家たちが、「他の人が買って値上がりしそうだから買い」「他の人が売って値下がりしそうだから売る」ことによって、そんな流れが形成されるのです。そんな株価の動きに「乗る」方法と、「無視する」方法があります。みていきましょう。
予想を見誤って大損!? 株価の動きに乗るべきか、無視すべきか【プロトレーダーが解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

株価の流れに乗るか、無視するか…状況ごとに柔軟な投資を

結局、この2つの方法にはそれぞれ長短があるといえそうです。

 

ですから現実的には、両方を考慮して売買タイミングを決める、資金の一部を片方の方法で、それ以外をもう片方の方法で運用する、などとすればよいのではないでしょうか。

 

ちなみに、お気づきの方も多いかもしれませんが、実は、株価の動きに乗るのは「テクニカル分析」、株価の動きを無視するのは「ファンダメンタルズ分析」をしている、ともいえそうです。

 

そして、自分の性格や得手不得手、そのときの状況に合わせて、両方を考慮したり、混ぜたりすることで、投資方法の幅も広がるのではないでしょうか。

それぞれの方法のメリット・デメリットを理解しておく

株価の動きには「流れ」があります。そしてそれに乗って売買することで、大きなリターンを得ることもできます。しかしその流れを見誤ってしまうと、大きな失敗にもなります。

 

一方、そんな株価の動きなどは無視して、その会社の本質的価値を見極め、それに対して株価が割安か否かを考えて売買を決めるという方法もあります。この方法ですと値下がりのリスクを小さくできるので、手堅い方法だといえます。ただし、いくつかの難しさもあります。

 

結局、この2つの方法にはそれぞれ長短があるといえそうです。ですから、自分の性格や得手不得手、そのときの状況に合わせて、両方を考慮したり、混ぜたりするとよいのではないでしょうか。

 

 

株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO
川合 一啓

 

 

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