(※写真はイメージです/PIXTA)

つい先ほどまで普通に過ごしていた子供が突然けいれん発作を起こしたとき、慌てない親はいません。「日本人の子供の5~6%はけいれんを起こす可能性があるといわれており、決して稀なことではない」と、医療法人啓信会きづ川クリニック小児科医の米田真紀子氏はいいます。子供がけいれんを発症した際、保護者に求められる対処法をみていきましょう。

子供に熱性けいれんが起こったらまずは「落ち着く」

すべてのけいれん発作に通じることですが、けいれん発作が起こったら、まずは「落ち着くこと」がなにより大事です。顔色が悪くなったり苦しそうに見えたりします(実際苦しいとは思います)が、けいれん発作だけではすぐに呼吸が止まることはまずありません。

 

まずは抱っこしてあげてもいいし、唾液や嘔吐物を誤嚥しないように左右どちらかを横にして寝かせてあげましょう。

 

そして、できればけいれんが起こった大体の時間と、持続時間、その間の全身の動きを観察してください。力が入っているのか、脱力しているのか、けいれんに左右差がないか、などが重要なポイントになります。

 

「舌を嚙まないようガーゼを詰める」はNG

また、昔はけいれん発作のときに「舌を噛まないように」と口にガーゼなどを詰めるということをしていたかもしれませんが、嘔吐を誘発する危険性があるために、いまはなにもしないほうがよいとされています。

 

救急車を呼ぶタイミングはいつでも構いません。多くのけいれん発作は1~2分ほどで治まるので、救急車を呼んで救急隊が到着したころには止まってしまっているかもしれませんが、それで責任を感じる必要はありません。

 

可能であればですが、けいれんが起こってから数分の間だけ、救急車を呼ばずに観察してあげてもいいと思います。

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。

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