「NFT」×「メタバース」で資産運用が変わる?
「ゲーム」というキーワードが出てきて、少しNFTが身近に感じられるようになった人もいるのではないでしょうか。実は、最近話題の「メタバース」ともNFTは相性がよいとされています。
「メタバース」とは、オンライン上に構築された3DCGの仮想空間のこと。最近、登場したものかといえばそうではなく、2003年に登場した『Second Life』のほか、『Mine craft』や『フォートナイト』、国内では『あつまれ どうぶつの森』も、メタバースを用いたゲーム。さらに最近ではブロックチェーン技術を用いたメタバースが登場。そのなかでNFTの活用に注目が集まっています。
これまでのメタバースでは、コピーが容易であり、サービスが終了してしまえば、手元になにも残らないなどといったデメリットがありました。
しかしブロックチェーン技術を用いたメタバースでは、土地やアイテムなど、多くがNFTとなり、コピーができないようになっています。それにより所有権が明確となり、メタバース内でNFTの売買ができるようになりました。さらにメタバースの外に持ち出して売買することも可能です。実際にメタバース内で土地やデジタルアート、世界でひとつだけのファッションアイテムなど、さまざまなものが取り引きされています。
すでにメタバース上で億を超える資産を築いたという猛者も。これからの資産運用、仮想現実が主流になる日も来るかもしれません。
NFTで不動産投資のカタチが変わる?
NFTで現実世界の資産運用のカタチも変わろうとしています。そのひとつが海外不動産投資。たとえば土地の売買は、それまで色々な書面による手続きが必要で、かなり面倒くさいものでした。しかしそこにNFTを取り入れたらどうでしょう。その土地が唯一無二のものであることを証明でき、スマートフォンなどで簡単に取り引きできるようになります。
ちょうどネット証券などで取り引きする、株式投資と同じような感覚と考えるといいかもしれません。
またNFT×不動産投資は国内だけに留まらず、海外不動産同様。スマフォひとつで、「ハワイの不動産を買ってみた」などという世界が現実になっているのです。
もちろん取り引きが容易になるからといって、不動産投資そのものの本質が変わることはありませんし、内包するリスクが変わることもありません。その不動産にニーズが現在、そして将来的にあるのか、見極める選択眼は、今までと同様に必須です。