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そもそも「NFT」って何?「仮想通貨」とは何が違う?
最近、ニュースなどでも耳にする機会が多くなった「NFT」。Non-Fungible Tokenの頭文字をとったもので、非代替性トークンのことです。
Yahoo!ニュースの「みんなの意見」では、この「NFT」への関心について尋ねています。
【問】「NFT」に関心ある? 実施期間:2022/2/14(月)〜2/24(木)
関心がない…78.9%(4,314票)
関心がある…12.5%(684票)
どちらでもない…8.9%(488票)
出典:Yahoo!ニュース みんなの意見(https://news.yahoo.co.jp/polls/other/43086/result)
話題になっている、という割には関心は低いように思えます。ただ投票者の意見をみていくと、多くが「NFT? よく分からない」、ゆえに関心がない、持てないというのが本音のようです。
NFTについて簡単にいうと、「偽造不可能な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のことで、暗号資産と同じく、ブロックチェーン上で発行・取り引きされます。
NFTが登場する前は、デジタルコンテンツの複製は簡単にできました。どれがオリジナルなのか、どれがコピーなのか、判別することは非常に難しいことでした。しかしNFTの技術を使うことで複製はできなくなり、「世界でひとつだけのデジタル資産」を持つことができるようになったわけです。
もう少し、NFTの仕組みについてみていくと、デジタルコンテンツをNFT化すると、トークンIDが発行され、そのコンテンツが本物である証明となります。トークンIDには、作成者や所有者、権利者、取引履歴などのデータが紐づけられ、このデータが現在どのような状態にあるのか、誰が所有者なのかなど、明確になるというわけです。
これは暗号資産で使われているブロックチェーン技術によるもの。「NFTと暗号資産、何が違うのか」といえば、代替可能かどうかの違いです。暗号資産は個別情報は無視し「XX万円分の価値のあるデジタルデータ」として扱います。そのため通貨やポイントなど、数量的なものと相性がよいとされています。NFTはデジタルアートやゲームアイテムなど「1点もの」に対して相性がいいとされています。