サラリーマン大家は「住宅ローンの借入はできない」は本当か？

会社員の副業として、存在感を増しているアパート投資ですが、初期投資で数千万～億単位が必要となるので、不動産ローンの活用は必須。そんな不動産投資に関して「不動産投資をしていると、マイホームは購入できない」という噂が。みていきましょう。

会社員がアパート投資…利用するローンは？

会社員がアパート投資を考える際に利用するのが、「アパートローン」。文字通り、投資用アパートを購入するためのローンで、投資用マンションでも可とする商品もあります。賃貸業を本業としていないサラリーマン大家などを対象に展開されているものです。

銀行や信用金庫のほか、いわゆるノンバンクからもさまざまな商品が出ており、貸出金額や借入期間、金利などの条件はそれぞれ異なります。審査で見られるのは、年齢や勤務先、年収、貯蓄額など。一定の審査基準を満たしていれば借入を行うことができます。

また「提携ローン」と呼ばれる、不動産会社と金融機関が提携しているローンもあります。不動産会社が売主となっている場合、利用するローンはセットという場合がありますが、この大半が提携ローンです。

不動産会社は金融機関に多くの顧客を紹介できるため、金融機関としては高額かつ低金利で貸出しが可能ということから、低金利で展開されているものが多いようです。

ほかにも「プロパーローン」というローンもあります。これは事業者向けの融資として展開されているものですが、不動産投資家として実績がある人は利用することができる場合があります。アパートローンと比べて審査は厳しく、財務、経営能力や実績、財務状況、物件評価など総合的に審査されます。

アパート投資に関して、こんな噂話を聞いたことはないでしょうか？

――不動産投資をするとマイホームが買えなくなる

マイホームをもつことは多くの人の夢。老後を見据えて不動産投資を始めたのに、大きな夢を諦めなければいけないとなると本末転倒な気がします。また「妻を説得して不動産投資を始めたのに、マイホームは諦めてなんて言えない……」と青ざめているサラリーマン大家もいることでしょう。