FXのレバレッジで借金しないための5つの対策
ここからは、FXのレバレッジで借金しないための対策をお伝えしていきます。
FXのレバレッジで借金しないための対策
・レバレッジを掛けすぎない
・余剰資金でトレードする
・取引ルールを決めて守る
・ゼロカットシステムのある業者を選ぶ
・大きなイベントがあるときはトレードしない
上記5つの対策を取り入れることが、借金の可能性を大幅に減らすことができますのでぜひ実効してみてください。
レバレッジを掛けすぎない
レバレッジは掛けすぎないようにしなくてはいけません。レバレッジの目安は以下のとおり。
レバレッジの目安
・スキャルピング・デイトレード:最大10倍
・スイングトレード・ポジショントレード:最大2~3倍
スキャルピングやデイトレードのような短期取引は、ポジションを保有する期間が短いため、最大10倍程度までにしてもOKです。スイングトレードやポジショントレードはポジションを保有する期間が長く、相場の急変動に巻き込まれる可能性が上がります。よって、最大でも2~3倍にしておきましょう。
なお、上記のレバレッジは「実効レバレッジ」です。実効レバレッジとは、実際にトレードするときのレバレッジであり、次のように算出します。
実効レバレッジの計算方法
実効レバレッジ=(現在のレート×取引数量)÷証拠金(口座資金)
たとえば、ドル円が105円のとき1万通貨でトレードし、証拠金が100万円であれば、以下のように計算します。
(105×10,000)÷1000,000=1.1
上記のケースでは実効レバレッジが1.1倍です。
余剰資金でトレードする
余剰資金でトレードするようにしましょう。生活に必要なお金や貯金など、生きていくために必須なお金をトレードに使ってはいけません。
余剰資金でトレードすることで心に余裕が生まれ、ハイレバレッジに走るのを避けることができます。
取引ルールを決めて守る
取引ルールを決めて守るようにしてください。特に損切りラインは必ず設定しましょう。どこまで逆行したらトレードを終了するかを決めておき、その位置に損切り注文を発注しておくのです。
そうすれば、価格が損切り注文に達したら自動で決済してくれます。
ゼロカットシステムのある業者を選ぶ
ゼロカットシステムのある業者であれば、借金を抱えることはありません。
ただし、ゼロカットシステムのある業者は海外業者に限ります。2021年11月時点で日本では法律によってゼロカットを採用できないため、日本国内の業者でゼロカットのある業者はありません。
大きなイベントがあるときはトレードしない
大きなイベントがあるときはトレードしないようにしましょう。
たとえば、アメリカの大統領選挙や英国のEU離脱などのイベントです。また、大国の大企業や銀行が破綻した・自然災害に巻き込まれた、どこぞの国と国が緊張状態になったといようなニュースにも注意が必要。
こうした状況時には相場が激しく動くことが多く、トレードするのは非常に危険です。上級者ならまだしも初心者の手に負える相場ではないため、見送るようにしてください。
まとめ
FXのレバレッジで借金が発生する可能性は「強制ロスカット」があるため、かなり低いです。「ゼロカットシステム」がある海外業者なら、可能性がゼロです。
国内業者だと借金が100%発生しないとは言えませんが、借金が発生するケースはレアケースの場合のみになります。
お伝えした対策に気をつけておけば、借金の可能性を減らせますので恐れずにトレードしてください。
清水 一喜
株式会社ソーシャルインベストメント 執行役員