「FXはレバレッジのせいで借金を背負うことがあり危険!」とよく耳にしたことがあるでしょう。しかしFXのレバレッジで借金を抱えるケースはほとんどないといいます。それでもFXで借金を抱えてしまうケースは枚挙にいとまがありません。なぜなのでしょうか。みていきましょう。
気づけばこんなに借金が…FX初心者が「ドツボ」にはまったワケ ※画像はイメージです/PIXTA

初心者の失敗談から学ぶ「FXで借金を抱える」3つの原因

本当であれば、借金を抱えても20万円未満で済むはずなのに、なぜFXで大きな借金を抱えてしまう人がいるのでしょうか。初心者の失敗談からよくある原因をまとめていますので、今後トレードする際は当てはまらないようにしてください。

 

初心者がFXで借金を抱える3つの原因

・レバレッジを掛けすぎている

・余剰資金でトレードしていない

・明確な取引ルールがない

 

レバレッジを掛けすぎている

 

FXで借金を抱える原因で一番多いのはレバレッジの掛けすぎです。「早く大きく稼ぎたい!」という気持ちが強くなり、レバレッジを高くしてしまう人が多いのです。

 

レバレッジを高くすると利益は大きくなりますが、それは損失も同様。もし、大暴落などが発生した際は大きな損失を出し、場合によっては借金を抱えてしまうケースもあります。

 

余剰資金でトレードしていない

 

余剰資金でトレードしていない人ほど高レバレッジでトレードする傾向があり、借金が発生する可能性が高まります。余剰資金とは、生活費や非常時に使う以外のお金のことです。

 

たとえば、100万円を持っており、生活費や非常時のお金が合計60万円なら、「100万円-60万円=40万円」となり、余剰資金は40万円です。

 

余剰資金でトレードしないと、生活費や非常時のお金をトレードによって稼がないといけなくなります。結果、「早く稼がないといけない!」と焦る気持ちが強くなり、高レバレッジに走りやすいです。そして場合によっては借金を背負ってしまうケースがあるのです。

 

明確な取引ルールがない

 

明確な取引ルールがない人は大きな失敗をしやすいです。取引ルールとは、いつエントリーしていつ決済するかという点です。特にいつ決済するかという点は非常に重要。決済には利益確定と損切りがありますが、損切りを明確にしていないのは絶対NGです。損切りを明確にしないというのは逆行したとき、いつトレードを終了するかが決まってない状態です。

 

「もしかしたら相場が回復するかもしれないので少し待とう……」などとの期待から、ポジションを放置してしまう人もいます。結果、相場が回復するどころか損失が拡大し、その状態で大暴落などを受けて借金を背負ってしまうことがあるのです。