不動産投資で融資を考えるときに、気になるのが金利。可能な限り、低い金利で融資を受けたいものです。不動産投資に関わる金利についてみていきましょう。
サラリーマン大家「住宅ローンで不動産投資」の厳し過ぎる顛末

不動産投資ローン…過去10年の金利推移をみていくと

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具体的に金利等についてみていきましょう。

 

都市銀行の場合、10年固定金利は3%前半。変動金利は1~2%前半。借入期間は木造であれば22年、RCなら35年というのが相場です。融資限度額は物件の担保評価次第ですが、物件価格の5~6割程度の金融資産を持っていることが条件とされるなど、審査基準は「とても厳しい」といえます。

 

地方銀行の場合、10年固定金利は2~3%前半。変動金利は2~4%程度。固定金利の取扱いのない銀行も多くあります。借入期間は最長35年、融資限度額は1億~5億、なかには上限なしというところも。支店のないエリアに住んでいる人は融資が受けられない、という場合もあります。

 

信託銀行の場合、10年固定のないところが多く、変動金利は3~5%程度。融資期間は最長35年程度で、融資限度額は1~5億というところが多いようです。

 

それぞれの金融機関のサイト上でも情報が見当たらないことが多いので、詳しくはそれぞれ問い合わせる必要があります。

 

住宅金融支援機構の賃貸住宅融資(省エネ賃貸住宅建設融資・サービス付き高齢者向け賃貸住宅建設融資・まちづくり融資)の10年間の金利推移をみていくと、2016年のマイナス金利政策によって、ローン金利は低水準で推移しています。一方で、最近は若干、上昇基調にあるといわれ、今後、さらなる引き上げがあるかもしれません。

 

【不動産投資ローンの金利推移】

2013年2月/2.68%(3.69%)/1.67%(2.68%)

2014年 2月/2.28%(3.29%)/1.28%(2.29%)

2015年 2月/1.54%(2.25%)/0.90%(1.61%)

2016年 2月/1.64%(2.05%)/0.96%(1.37%)

2017年 2月/1.48%(1.85%)/0.86%(1.23%)

2018年 2月/1.47%(1.81%)/0.89%(1.23%)

2019年 2月/1.50%(1.79%)/0.89%(1.18%)

2020年 2月/1.52%(1.81%)/0.97%(1.26%)

2021年2月/1.61%(2.15%)/1.00%(1.61%)

2022年 2月/1.57%(2.31%)/1.07%(1.81%)

 

出所:住宅金融支援機構、賃貸住宅融資金利『参考金利の推移表』より

※数値左:繰上返済制限制度有35年固定、数値右:繰上返済制限制度無35年固定の金利

※(かっこ)内サービス付き高齢者向け賃貸住宅融資(施設共用型)の金利

 

変動金利を選択している場合、今後、金利が上昇することを見据えてシミュレーションをしておいたほうがいいかもしれません。金利動向によっては、ローンの借り換えもひとつの手です。

 

 

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