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新型コロナウイルス感染症、極度な気温の低下、大雪…受験当日は何が起きるかわからない
長い間の受験勉強の成果が試される、受験当日。今までの成果をしっかり出して合格をつかもうと思っても、予想できないハプニングが多数あります。
また、私立大学などの入学試験が多く行われる1月下旬から2月は冬の季節であるため、極度な気温の低下や大雪などによる公共交通機関の乱れや、気温低下による持病や感染症などによる体調不良も発生しやすい時期です。
これに加えて、昨年からは新型コロナウイルス感染症に関しても十二分な注意を払う必要があります。
体調不良の場合は無理せず受験振替を
これまで、受験当日の発熱であれば、解熱剤の内服とタミフル等の抗インフルエンザを内服・外用をして、精神根性論的に試験当日を乗り切った方もいらっしゃるかと思います。
この場合では、体調不良により自分の実力を出し切れずに涙をのんだ方も多かったでしょう。
2021年の受験シーズンからは、発熱・せき込みなどの気道症状に対して、感染予防の観点から、ほとんどの大学では柔軟に受験振替を提案しております。
受験振替となる事例のパターンを以下に示します。
◆受験振替になるパターン
- 新型コロナウイルス感染症と診断されて治癒していない者(療養解除が認められていない状態であること)
- 学校保健安全法により出席停止が定められている伝染性感染症に罹患している者(インフルエンザ、麻疹、風疹、水痘など)
- 新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者に該当するとされている者
- 試験当日に検温し、体温が37.5度以上である者
- 試験当日の体温が37.4度以下であるが、倦怠感・咳嗽・呼吸困難・嘔吐などの症状があり、受験が困難と判断される者
今後、こうした受験生が増加すると予測されるため、各学校で受験機会確保のための施策が実施されています。したがって、新型コロナウイルス感染症が流行している現況では、体調不良を自覚した場合には無理して受験会場へ行かなくてもいいでしょう。
他の方への感染を予防するための代替手段があれば、学校側の配慮に甘えてよいでしょう。一般的には試験日の指定された時間までに入学試験係に連絡をした上で、速やかにかかりつけ医などに受診をして診断書を発行していただき、家族が学校に持参することになります。
このため、受験当日は非常事態に備えて、家族の誰かが動けるような体制を整えておくことが推奨されます。
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