日本経済の可能性を考える
さて、日銀が9月17日に発表した資金循環統計によると、2021年6月末時点の個人(家計部門)の金融資産残高は1992兆円で、これは前年同月末比6.3%増の過去最高だったそうです。
そしてその内訳として、現金・預金は4.0%増の1072兆円(過去最高)、株式等は30.0%増の210兆円、投資信託は28.7%増の89兆円(過去最高)だったそうです。
「日本『国家』は借金だらけで破綻寸前だ」という議論もあり、いろいろな見方があるとは思うのですが、統計的に日本『国民』は、トータルで金融資産をたくさん貯めているようです。
しかし、その多くが現金・預金のまま眠っていて、投資や消費や税収に回っていない、というのが現状なのではないでしょうか。
したがって、それが投資や消費に回り、税収となり、お金が回ってこない人にも回り、といった循環が生まれれば、冒頭に示した「資本主義経済の基本的な方向性」が加速する可能性は十分にあります。日本には、物やサービスが十分にあるのです。したがって、お金さえ循環すれば、この閉塞感を打ち破れるのではないでしょうか。
「投資」という行為は、自分が利益を出すために行うものなのですが、経済全体の原動力ともなる行為です。
無理をせず、賢明に、2022年も株式投資をすることは、自分のためにも、社会のためにもなるのではないでしょうか。
自分のためにも社会のためにも株式投資は2022年もおすすめ
一時的にそうならない時はありますが、長期で見れば経済は拡大し、株価も上昇しています。それが資本主義経済の基本的な方向性です。
そして株式投資は、投資する人の「腕」によって結果が大きく左右されるものでもあります。腕があれば、どんな状況でも利益を出すことは可能なのです。
日本人が貯めている莫大な現金・預金が投資や消費に回り、税収となり、お金が回ってこない人にも回り、といった循環が生まれれば、「資本主義経済の基本的な方向性」が加速する可能性は十分にあります。
これらを考えると、2022年も株式投資をすることは、自分のためにも、社会のためにもなるのではないでしょうか。