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あなたの強みは弱みの裏に隠れている!
▶強みと弱みは表裏一体!
さらにもう一歩深堀りして、「強みは弱みの裏にこそ隠れている」というちょっと面白いお話をします。
以前、大のコーヒー好きで、いつも必ずコーヒーを飲んでいる友人とカフェに行った時、友人が珍しくコーヒーではなくココアをオーダーしていました。
不思議に思い、「コーヒー飲まないの?」と聞くと、友人は「うーん、もうしばらくコーヒー飲むのやめようかな」といったんです。私が驚いて「突然どうしたの?」と聞くと、友人は「最近コーヒー飲みすぎて、夜の眠りが浅くなってる気がして悩んでるんだよね…」と悲しそうにいうのです。
なるほどね、とのんきに聞いていた私でしたが、その10秒後、ふとあることに気づき、ハッとしました。なぜ、私が友人の言葉にハッとしたのかおわかりでしょうか? 結論からいうと、「コーヒーを飲んで眠りが浅くなってしまう」という言葉は、一見するとコーヒーの弱みを表現しているけれど、そこには同時に強みも隠れているということに気づいたからだったのです。
確かに「コーヒーは眠りを妨げる」という事実は、「しっかりと眠りたい夜」に発揮されると弱みになってしまいます。
でも、「絶対に寝てはいけない会議」の前ならどうでしょう? むしろ、「コーヒーは眠りを妨げる」という事実がとたんに心強い「強み」に様変わりするのです。
つまり、この強みも弱みも、突き詰めると「コーヒーには眠りにくくなる“カフェイン”という成分が含まれている」というたった1つの特徴があるだけなんです。
変わったのは、それを私たちが飲むのが「夜眠る前」なのか、「昼の会議前」なのかという状況だけ。コーヒー自体は何も変わっていません。
同じ特徴にもかかわらず、使い方によって強みにも弱みにもなるということは、まさに「強みと弱みは表裏一体」といえます。
では、これを自己分析にあてはめると、どうなるでしょうか?
答えは、「弱みや短所に感じる部分は、視点を変えれば強みにもなる」ということです。例えば、
●泣き虫な人は感受性が豊かな証拠
●慎重な性格はリスク管理能力の高さ
というように。ここからの自己分析ワークで自分の特徴を書き出す中で、もし「自分には弱みや短所だらけだな」と思ってしまった時は、「でも使い方によっては強みにもなるんだ」と思い直してみてください。
むしろ短所やコンプレックスに感じる部分が多い人は、その分たくさんの強みを見つけるチャンスがあるといえるのですから。
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