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海外のFX業者は無登録の業者も多い
海外のFX業者を利用することのメリットはそれなりに多いのですが、メリットを享受することができるのは「すべての仕組みをキチンと理解している人」に限られるのが現実です。
「生兵法は大怪我の元」という言葉がありますが、中途半端にメリットだけを理解している状態で海外のFX業者を利用すると手痛いしっぺ返しを受けることがあります。
海外のFX業者を利用する際の危険性として、よくあるのが「海外の業者には無登録の業者が多い」ということが挙げられます。
これは日本国内の業者でも同じことですが、FX会社を立ち上げるためには、その国の金融を管理している機関に登録をしなければ営業が認められません。
日本でいえば金融庁に登録されている企業となりますが、海外でも日本でいうところの金融庁のような機関に登録をしなければ正式なFX会社として認められないということです。
認められていない企業で口座を開設して取引をするとどのようなデメリットがあるのかというと、簡単に言えば「詐欺や悪徳業者だったとしても守る術が無い」ことが挙げられます。
海外のFX業者では英語表記されていることが多いのですが、もしもあなたが英語に関して完璧に扱える人で、さらにその国の司法や行政についても詳しく対処が可能ということならば問題ないかもしれません。
しかし、そのようなスペックや経歴を持っているのならば、なおさら無登録の業者を利用する危険性については理解しているでしょう。
そのような業者なのにも関わらず、日本から利用する人が多い理由の一つに「アフィリエイトによる勧誘」が挙げられます。
アフィリエイトというのは、広告主が報酬を出してサイトの運営者やインフルエンサーなどに宣伝をしてもらうという広告宣伝の手法となっています。
サイトの運営者や宣伝をする人からすると、自分が宣伝してサービスの利用者が増えることで報酬が貰えるので積極的に宣伝をします。
この宣伝方法の特徴としては、サイトの運営者やインフルエンサーはサービスの利用者である必要が無いので、上手く宣伝をして利用者を増やすことができれば目的を達成しているということです。
海外のFX業者が広告主として宣伝を依頼するケースが多く、その業者がキチンと登録されているのかという部分については別問題となるので、無登録の業者が広告主として広告を発注するというケースが多くなっています。
そうすると、FX初心者は広告に騙されて海外の業者で口座を開設して取引をスタートしてしまうので、色々なデメリットが発生してしまいます。