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投資のリスクをゼロにすることは不可能
「お金の教育」が重要視されつつある昨今ですが、まだまだ日本では「投資=ギャンブル」という考え方が根強いです。
投資という行為には少なからぬ「リスク」がありますし、絶対に資金を増やせるわけではないので、ギャンブルだとする考え方が無くならないのでしょう。
確かに投資にはリスクがつきものですが、そもそもなにがリスクがとされているのでしょうか?
●投資に失敗した場合、手元の資金を失ってしまう
●マイナスになってしまい、自己破産をしなければならなくなる
●一生懸命、仕事をして溜めたお金が一瞬で無くなってしまう
おおよそ、投資に関するリスクとして考えられるのは、このような事柄でしょう。ただ、どのリスクにも言えることですが、「自分が予想した相場の動きとは異なる動きをした」ことでマイナスになっています。
予想が当たっていれば当然、マイナスではなくプラスになるので、リスクとリターンは表裏一体。リスクは必ずしも悪いものではありません。
自分が許容できるリスクの範囲をキッチリと認識する
投資のリスクには許容できるものとできないものがあります。
「許容できるリスク」のほとんどは、知識や経験によって構築されます。相場が上がっても下がっても、きちんと予想できていればプラスにすることができます。
予想の精度を高めるには、投資の経験を積んで予想できるパターンを増やすしかありません。
このような話をすると、「投資をしないでセミナーに参加する」とか「書籍やサイトなどから情報を集める」という行動を起こす人が多いですが、これは大きな間違いです。
もちろん、セミナーに参加して実際の投資家からアドバイスを受けたり、書籍やサイトなどから学習したりすることは知識を蓄える方法としては悪くありません。しかし「実践に勝る練習は無い」と言われるように、実際に自分の身銭を切りながら学習したことは自分の血肉とすることができます。
「どれくらいの身銭を切れば良いのか?」というと、まずは少額からスタートするのが基本です。
初心者ほど投資をして得た「金額」に目を奪われがちですが、金額に関しては後から付いてくるものなので気にする必要はありません。重要なのは「利益率」で、たとえ0.1%でもプラスになっていれば、あとは投資をする金額をアップするだけで利益額は勝手にアップします。
許容できるリスクを増やしていくことは、そのまま利益を増やすことにも繋がりますので、リスクを忌避するのは必ずしも正しいことではありません。リスクというのは言い換えればチャンスであり、そこを間違えると何もできない投資家となってしまいます。