FXのプロトレーダーは「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」の2つを使って相場を読むのが基本とされています。今回は2つのうち「ファンダメンタル分析」について解説していきます。
【検証】「FXでは、ファンダメンタル分析は役に立たない」は本当か? ※画像はイメージです/PIXTA

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ファンダメンタル分析とはどのような分析手法なのか?

ファンダメンタル分析では、原則としてチャートを使用することがありません。チャートを使用しないといっても、まったく使用しないということではなく、過去のデータから分析結果を把握するためにチャートと照らし合わせて分析することが多いです。

 

ファンダメンタル分析は、各国の経済指標や政治動向などを基準にして「国力を測るための分析」として用いられるのが基本となっています。

 

為替レートでは国力が強く反映される傾向にあり、「景気のよい国の通貨の価値は高く」なり、「景気の悪い国の通貨の価値は低く」なる傾向があります。その他にも、テロや自然災害などが起きると経済や政治に影響があるために通貨の価値が低くなり、海外からの投資も弱くなるために為替レートが下がることが挙げられます。

 

このようにファンダメンタル分析では、為替レートのチャート以外での要素で相場を予測するために使われるのが基本となっていて、各国のチカラがどのように働くとどのように為替レートが動くのかということを把握しなければ使えません。

 

しかし、一度理解してしまえば、近い未来の為替レートを予想することができるので、一時的に予想と逆方向へ相場が動いたとしても相場が戻ることを予想できるために安心して投資をすることができるようになります。