「こんな状態なのに!?」会いに行って驚愕の生活状況
住所を聞き、会いに行くと、自動販売機の横でへたれ込んでいます。持病もあり、もはや立っていることすらままならない状態だったのです。
「こんな状態なのに、生活保護を受けられなかったんですか!?」
驚きのあまり、私は強めに質問してしまいました。
「はい、理由がわかりません」と彼は答えます。
ここからは、彼の言い分を一方的に聞いただけですから、真実かどうかはわかりません。
ただ、生活保護の申請をした後、ケースワーカーが家まで様子を見に来たのだそうです。
その際、ケースワーカーから、「窓口では食べ物もなくて死にそうだって言っていたのに、米まだ残っているやんけ」と、お米の袋の中に少しだけ残っていた米を投げつけられたり、食べかけのパンを「これも食えるやんけ」と投げつけられたりしたといいます。
それ以前に、彼の家は「ゴミ屋敷」っぽかったため、そのケースワーカーは土足で家に上がってきたようです。
そこまで屈辱的な扱いを受け、それでも生活保護を受けたかったから耐えたのに、それでも生活保護を受けられなかった。死ぬしかない。これが彼の心からの叫びでした。