■常に逆指値の注文をすることでリスク管理する
逆指値注文というのは、言い換えれば「損切の予約」のようなものです。一定のマイナスに達したら自動でポジションを手放す操作をしておくことによって、ポジションを保有していないのでドカンを防ぐことができます。
また、逆指値注文をすることでキチンと損切ができるという状況を生み出すこともできるので、感情でトレードしてしまう人にとってはリスク管理の手段としても使えます。
■ストップロスを動かさないことでキッチリと損切りする
ストップの位置というのは「このラインを超えたら損切をしようと考える位置」のことを指しますが、この位置を動かさないことがコツコツドカンを防ぐ方法となります。
トレードに慣れていない人は「もう少し待てば相場が回復するかもしれない」と思って、ストップの位置を移動させていつまでもポジションを持ってしまうケースが多いです。
一度でもストップの位置を動かしてしまうと、その後も同じようにストップの位置を動かして知らない間に大きなマイナス(ドカン)を発生させてしまいます。そのため、ストップの位置は絶対に動かさないという鉄の心を持ってください。
■トレードをする際には、毎回同じサイズのポジションで取引する
トレードの上級者になるとポジションのサイズを変化させて強弱をつけることでリスク管理をするという方法もあります。しかし、このようなタイプの人はコツコツドカンのリスクを最小限に抑える方法を熟知しているので問題ありませんが、初心者~中級者の人が同じことをすると大きなマイナスを被る可能性が高いです。
それを防ぐためには、毎回同じサイズのポジションで取引をすることで、「利益を上げるためには勝率を上げなければならない」という状況を強制的に生み出すことができます。
投資の基本は勝率を高めることなので、コツコツドカンを回避するためには同じポジションで取引をすることが重要です。
■まとめ
今回は、FX取引をする際に防ぐのが難しい「コツコツドカンを防ぐ方法」について紹介しました。
コツコツと利益を出したものが、一撃でドカンとマイナス域になってしまうのは理不尽に感じるかもしれませんが、キチンと対策をしておけば防ぐことが可能です。
コツコツドカンが発生してしまうのは、自分の中にある感情と取引の分析ができていないことで起きることなので、十分に対策をしてコツコツドカンを防ぎましょう。